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2016/12/11

上原ひろみライヴ

世界的なジャズピアニスト・上原ひろみさん!
わたしは特別ファンだったわけではないけれど、ほとんど追っかけファンの友人が誘ってくれて、初めてライヴに行ってきました。

最新アルバムを予習してたおかげでかなり楽しめました♪
ピアノとドラムとベースのトリオ。
たった3人なのにこれだけの音が聴こえてくるのが不思議。
ベースのことはよくわからないけど、わたし自身ピアノとドラムを経験したことがあるのでめっちゃすごいテクニックであることだけはわかる!

入るタイミングをどうとるんだろうという難しい曲も完璧なユニゾンで始まるし、わけがわかんないくらい複雑なアドリブの後の決めがさしたる合図も感じられないのに気持ちよく決まる、それぞれが素晴らしいプレイヤーでその演奏が合わさるとさらに高いところにいって、ライヴに興奮してしまいました。

演奏中、上原ひろみさんは頭を振り足を踏み鳴らし跳び上がって感情をぶつけながら弾きまくります。
そしてMCになると、ちょっとはにかんだような誠実さがにじむような、音楽そしてピアノが好きで好きでたまらない、演奏が楽しくて楽しくてたまらない可愛らしい女性として立っていて、なんだかその気持ちが伝染するようで、わたしも久しぶりにピアノに触りたくなってきました。

友人によるとスコアが販売されているそうですが、クラシックしか弾いたことのないわたしにジャズはかなりのチャレンジだろうなぁ。
まずは伸びたこの爪を切らないと。

2016/11/06

ミートソース

休日のお昼、家にいたら麺類を食べることが多いです。
今日は急に「ミートソーススパゲティ食べたい」ということになったので、家にある材料で簡単ミートソースを作りました。

ミートソースといえば、わたしは中学生の頃に一生分食べた気がします。
両親とも仕事をしていたので、当時給食のない土曜日のお昼ごはんは自分でなんとかしてました。
(週休2日が普及した今では考えられませんが、当時は土曜日も仕事や学校があって、学校は半ドンでお昼まででしたね、昭和育ちのみなさん。)
中学生のわたしが作れるのは、ハムと玉子と冷凍ミックスベジタブルのチャーハンかスパゲティを茹でてミートソースの缶詰を温めたミートソーススパゲティくらいで、幾度となく作っては食べてました。
おかげで大人になってからいくらボロネーゼなどとおしゃれな名前で外食する際に現れようとも、あえてミートソーススパゲティを選ぶ気が全然しません。

というわけで、すごーく久しぶりに食べたミートソースです。
ミートソースを本格的に手作りするとすごーく手間がかかることは知っていますが、今回は簡単レシピによるもので、ささっと。
そして自分でいうのもなんですが、すごーく美味しかった!
レシピどおりに作ったのでもちろんレシピのおかげですが、缶詰をはるかに凌ぐ美味しさだったので、ミートソースは手作りするに限る!と思います。

2016/10/31

天神橋筋商店街

うちから自転車で15分くらいの天神橋筋商店街は、日本でいちばん長い商店街といわれています。
飲食店をはじめいろんなジャンルのお店がぎっしりと、リーズナブルで楽しいところです。

昨日はお昼ごはんを食べに行くとハロウィンイベントやってました。

仮装した商店街のお店の娘さん・お姉さん・お母さん(もちろん男性もいますが、メインはやっぱりお姉さん)が一緒に写真を撮ってくれたり(ポラロイドでその場で商店街仕様の枠に入れて渡してくれる!)、こどもを見つけるとなかば強引に(笑)あめちゃんをくれる。

お昼はよく行く串カツ屋さん。
1杯目は100円なので、昼間っから呑みます!
1000円で1枚もらえるガラガラ抽選券を、2100円の飲食でなぜか5枚もらい、当たれば500円の金券ではずれても100円玉がもらえるガラガラで500円×2、100円×3という高い当たり率!

近くの公園でわたしがこどもを遊ばせている間、その当たり金券でオットは3000円/60分のマッサージに行き、また抽選券2枚で500円×1、100円×1当たって「もうどうなってんの〜?」とループ状態でした。

夏には縁日で同じようなサービスいっぱいの元気な商店街、地元の人から観光客まで、いつも人が溢れています。

2016/10/28

船の旅−3

【3日目】境港

ゆうべはぐっすり眠れたと思ったら、こどもが夜通し咳をして目が覚めたりうとうとしたり・・・
ずっと空調の中にいるので乾燥してるのかも、ととりあえずバスルームの扉を開放しときました。

朝食ははりきってメインダイニングへ。
注文をとってくれるのはいいんですが、なんか思ったのと違う感じの料理がきたり、相席の人が食べてたあれがよかったのに〜、なんてのがあったりで、朝食に関しては好きなものを好きなボリュームで食べられるビュッフェの方がいいという結論に。
明日の朝はビュッフェレストランに行くぞ、というふうに選べるのがクルーズのいいところかな。

境港はわたしの実家・松江に近く、今回家庭の事情で一緒に行けなかった母と待ち合わせて街歩きすることにしてました。



たくさんの観光バスがお迎えに来ていて、クルーズの乗客はそれぞれ予約していたオプショナルツアーやレンタカーで出雲大社や足立美術館などに出かけていくようです。


県としては隣なのに、松江も観光誘致に乗っかってました。

実家に近いがゆえにあまり行くことのない境港で、水木しげるロード周辺を歩きました。
小さい町なので、ほかのクルーズ客ともよく出会います。


境港駅前で水木サンと。


母と別れて船に戻ってから、こどもはしばしキッズルームで過ごします。
わたしはその間にシャワーを浴びたりして今夜の「フォーマルナイト」の身支度を。


キッズルームで制作した折り紙のワンちゃんのお散歩。
夕方におやつでみんなでピザを食べに行き、なんと3ピースも食べたそうです。



こどもにも一応こましな格好をさせて、窓際のメインレストランの定席から境港のお見送りを眺めながらの夕食です。


こどもはピザでお腹いっぱいでせっかくのお料理もほとんど食べず、しかもこの後席で寝落ち・・・
定席は窓際の2人掛けのテーブルで、新婚さんなどにはぴったりかもしれないですが、こどもと2人旅のわたしには大きなテーブルでほかの方たちとの相席の方がいろいろおしゃべりできてありがたかったなぁ。
ロマンチックのかけらもなく、眠ってる小さい人を相手にフルコースを満喫するわたしでした。

ちなみにお料理はメニューの中からどれだけ食べてもオッケーで、わたしはワイン2杯に前菜・パスタ・メイン・チーズ・デザートをやっつけました。(アルコールなどは別料金)
それから、初日に印象のよくなかったメインダイニングでしたが、この日は「フォーマルナイト」で特別メニューということもあってか、とても満足できる食事でした。

そして食事の後目を覚ましたこどもがまたキッズルームに遊びに行ったので、ラッキー♪
しばしフリータイムのわたしはショーを観たりして過ごしました。
(ショーは全体の照明が落ちた中での大音量の音楽で、こどもが怖がって一緒に行ってくれないのです)

2016/10/24

船の旅−2

【2日目】金沢

ゆうべ夜更かしだったので朝寝坊のつもりで朝食はルームサービス。


様子がわからないので頼み過ぎ〜!
ジュースにコーヒー・紅茶、いろんな種類のパン、コーンフレークにヨーグルト。
明日はちゃんと身支度してレストランのモーニングに行こうっと。

船はすでに金沢に入港していましたが、寝不足なので午前中は屋上デッキのプールでのんびり過ごすことにしました。


海水プールです。
水がかなり冷たいので、わたしはジャグジーに逃亡。

昼食を済ませてから船を降りて金沢の街へ。
興味のあった忍者寺(妙立寺)は未就学児不可ということで、残念ながら行けません。
こういうときちょっと見てもらえる人がいないので小さい人との2人旅は難しいですね。




あちこち行ってみたい気持ちはあったものの、天気がいまいち、寝不足のこどもの機嫌もいまいちでゆっくりさせてくれず、なんとかひがし茶屋街だけ駆け足で行ったことにしました。
船の出港30分前までに戻らないといけないのも、ちょっと慌ただしいです。

ゆうべのメインダイニングでのダメージのため、今日はビュッフェレストランへ。
大きめのテーブルなので2人だと他の乗客と相席にされるんですが、ずっとこどもと2人のわたしには大人とお喋りできて嬉しい♪
若い女性とそのお母さんの2人組と相席で楽しい時間でしたが、お料理はやっぱりビュッフェはビュッフェ、明日はまたメインダイニングに挑戦しようと思った次第でした。


下から2番目のカテゴリーの部屋でも、ルームメイクは1日2回!
部屋に帰ってくる度にベッドのシーツがぴんぴんになっていて、水廻りのタオルが換えられているような感覚になります。
わたしたちの部屋の担当はフィリピン人のジョナサン君。
彼はいつ寝ているんだろうと心配になるくらいの働きっぷりでした。

2016/10/22

船の旅−1

9月上旬の5泊6日、初めてのクルーズに行ってきました!
母とわたしと4歳男子の親子3代の旅になるはずでしたが、直前になって母の都合が悪くなるというハプニング!
2週間前を切っていたのでキャンセル料100%となり、行っても行かなくても支払済の旅行代金は全額戻ってこないということで、ちょっと迷ったけど、こどもと2人で行くことにしました。
母が一緒に行けなかったのは残念だけど、もともと大人2人につき13歳未満のこどもが無料というクルーズだったので、こどもの分1人前払ったということにして自分を納得させます。

こどもを無料にするということは、こどもウェルカムというわけで、託児できるキッズルームやメインレストランにもキッズメニューが用意されていて、子連れファミリーも多く、気安く過ごせました。

クルーズといえばセレブなものと思い込んでいましたが、わたしたちの乗った客船はイタリア船籍でスタッフもアジア系の人が多くカジュアルな雰囲気で、庶民のわたしたちもそんなに浮いてなかったのでは・・・と思います。

【1日目】舞鶴から夜出航

わたしたちの部屋は下から2番目のカテゴリーで、窓なしタイプ。
ビジネスホテルよりもちょっといい感じです。


ベッドは初め両サイドに寄せてツインの形になっていましたが、こどもと2人なのでダブルの形に変えてもらいました。
3人の予定だったので壁に収納式で設置されているエキストラベッドもスタンバイされていました。これも要らないんですが、こどもがはしごをのぼって喜ぶので、そのままにしておいてもらいました。


水廻りは、シャワー・トイレ・洗面がワンルームになっていて、お湯もたっぷり、タオルも十分に用意されていて、快適できれいです。


この日は「浴衣ナイト」という設定で、最上階のプールサイドで提灯が吊られ、浴衣姿の乗客がスタッフと一緒に爆音の音楽で踊る(盆踊りじゃありませんヨ)不思議な光景でしたが、こういうのも楽しんだもん勝ちですよね〜。


わたしは荷物になるので自分の浴衣はあきらめましたが、こどもは甚平さんで♪

この夜はこどもも興奮していて0時頃まで目がらんらんとしていましたが、わたしも馴れない揺れでなかなか寝付けませんでした。


書き忘れていましたが、初日のディナーについて。

夕食は、時間・テーブル固定のメインダイニングか、ビュッフェ、有料のレストランなどから選べることになっています。
1日目だけメインダイニングの時間・テーブルがフリーで、初めて行くとすごい混雑していてサービスもうまく回ってなさそう。
注文した料理が出てこず、スタッフに言うとテンパってるのか逆ギレ状態で、かなりがっかりでした。
味も期待してたほどではなく、クルーズの値段相応かなと思い、あきらめました。

2016/09/27

淀川サイクリング

この秋はよく雨が降りますが、久しぶりに晴れた日曜日、うちから見える淀川の対岸へ軽〜くピクニックのつもりで自転車に乗って行きました。


持って行ったお弁当を早々に食べ終わると特にすることもありません。
それでなんとなく、河川敷の道を川上へと自転車で進んでみました。


車は通らないし、ジョギングする人や釣り人、わたしたちみたいなママチャリではなく本格的な自転車でぴゅーっと行く人などで、どこまでものどかな雰囲気。


ところどころにBBQエリアや野球場などあります。ゴルフ場もありました。
長年ここに住んでいて、淀川右岸を走ったのは初めてでした。
住んでいる側の左岸は通りますが、右岸の方がいい感じです。


気がつくと守口付近まで行ってしまっていて、行きはよいよい帰りは・・・
日にも焼けて、夜はぐっすり眠れました。


2016/09/11

新世界

かつてはちょっと近寄り難かったディープ大阪の象徴、今は若い子や観光客で賑わう新世界。

家族で夕食に入る店を探してジャンジャン横町を歩いてました。
狭い通りでうちの小さい人が少し邪魔なポジションにいたのを、わたしより少し年上な感じの男性が追い越し様に触れてしまったのか、振り返って「かんにんな」と4歳の人に声をかけたその声色やさりげなさが、もう〜ジェントル!
人生の半分以上を大阪で過ごしているけどネイティブではないわたしの口からそんな科白はぽろっと出てきません。
しびれるわ〜。
チッと舌打ちされるかもしれない状況に、小さい人を邪険にしないこの態度、男前ですね。

このおにいさんは新世界の住人だったんでしょうか・・・

ウォーターボーイズとサイレントオークション

今日は京都で2つ観てきました。

まず、京都府立山城高校水泳部のウォーターボーイズ公演
以前ネットで見かけて気になってたので、一般公開をチェックしてました。
開演の30分前の開場時間に、早すぎたかなと思いながら着くと、長蛇の列。
なんとか座れましたが、立ち見も出ました。
今年が14年目のウォーターボーイズということで、すでに大人気公演だったようです。

とにかく楽しませてくれて、内容もすごい!
わたしは動画を撮ってないですが、検索してみたら動画が見られると思います。
24人ものボーイズがキレよくシンクロしてて、宙を舞い、茶目っ気たっぷりに踊り、なんかもう、眩しい。
約45分、何曲あったのかわからないですが、たくさんの曲目の順番や振りを覚えてるだけでもう驚異です。
そして、高校生男子って親にそういうところ見られるのちょっと嫌な年頃なんじゃないかとわたしは思うんですが、今の親子関係って友だちみたいな感じも多いんでしたっけ、保護者を含む観客にたっぷりサービスしてました。
彼らは普段はふつうに競泳してるらしいですが、このチームワークは卒業してからも続くんだろうなぁ。

それから、次にサイレントオークション(SILENT @KCUA 2016)へ。
わたしが学生の頃に教えてもらって以来おつきあいさせてもらってる2人とも画家のW夫妻が出品されています。
去年は、普段なかなか手が出ないW夫の方の作品を落札!
今回は吟味して、4つの作品に入札しました。
どれも気に入ってますが、全部落札しちゃうと懐具合がやばいので、1点だけ落札できれば、と都合よく考えてます。
作家名が伏せられているので、名前や肩書きにとらわれず、ほんとうに直感で気に入った作品を選べるのがおもしろいオークションです。
(W夫妻の作品はわかっちゃいますが)

2016/09/02

船の旅ー0

船を移動の手段として乗ると、ちょっと非日常気分を味わえますよね。

これまで経験したうちで、数十分から数時間の船旅としては・・・

  • 小豆島(学生時代にサークルの合宿で)
  • 岡山・宇野〜香川・直島(今やアートの島として人気の島へ、何度か行きました)
  • 淡路島〜沼島(鱧料理が自慢の民宿へ2度、沼島の雰囲気がとても気に入ってます)
  • 島根・隠岐(なかなか行ける機会がないですが、また行って島巡りをしたいなぁ)

こんなもんでしょうか。

宿泊しての船の旅は・・・

  • 舞鶴〜小樽(1991)  学生の頃、友達との北海道旅行で乗りました。当時たしか30時間かかり、2泊しました。船上にプールがあるということではりきって水着を持参しましたが、お風呂ほどのプールで恥ずかしくて入れませんでした。船酔いをした友人もいましたが、わたしは快適に過ごしたように思います。
  • 大阪〜鹿児島〜沖縄(1992)  これも学生の頃、友人と出かけた旅行ですが、どんな船だったかの記憶が全然ありません。大阪〜鹿児島で1泊して、鹿児島で1日過ごし、夕方また船に乗って1泊して沖縄に到着でした。
  • 大阪〜中国・上海(1995〜1996)  年末年始にかけて、学生のわたしと社会人の友人との2人旅でした。わたしは時間があるので往復船で、友人は行きだけ船、帰りは飛行機にしました。大阪の港に行くと、混んではないものの、大量に家電やお土産を持った中国の人がいて、すでに中国気分が始まりました。2泊の船内で知り合った人に、着いてすぐの上海を案内してもらったりしました。
  • ドイツ・ベルリン〜スウェーデン・ストックホルム(1999)  行き当たりばったりの1人旅で、ちゃんと覚えていませんが、たしかベルリン発の国際列車に乗って、その電車がそのまま船に乗り、夜中、車両を降りて船内を歩きました。そして、翌朝船がスウェーデンに着くと、電車が線路を走って駅に到着。1晩のうちに海の向こうの違う国に行けるなんて、すごい不思議な感覚でした。
  • メキシコ・ラパス〜マサトラン(1999)  これも行き当たりばったりの1人旅。メキシコの西岸の半島の先まで下ってしまって、そこから海路で本土の方に行った方が速い、と乗った船です。1泊の船中をほとんど覚えていませんが、メキシコの人に良くしてもらったことはよく覚えています。
  • リトアニア・クライペダ〜スウェーデン・カールスハムン(2012)  以前ブログ内でこの船旅のことは詳しく描いてます。→こちら

こんなもんでしょうか。
1人旅はほとんど行き当たりばったりで、それでも船だけでもいろんなとこに行ってるんだなぁと、初めて振り返ってみて思いますね〜。

今度初めて移動のためではない船旅=クルーズに行きます。
その経験をまたここに記録できればと思っています。
  

2016/08/09

夏の高校野球

今回なんと母校が甲子園初出場を果たしました!
というわけで、まずは選手たちの大阪入り(宿舎が淀屋橋でした)には関西在住OBたちの出迎え隊にまぎれ混んだミーハーなわたし。





くじ運がいいのか悪いのか、初戦は開幕日、相手は春の優勝校・強豪智辯学園でした。
さすがは智辯学園、甲子園常連校なのでスマートな応援っぷりでしたが、こちらは何もかもが初めてで、卒業生へのアルプス席チケット配布からドタバタでしたが、地元の旅行代理店が用意した700名分のバスツアーが予約開始から1時間で完売するほどの熱狂ぶりで対抗です。



終わってみると6―1で残念な結果となりましたが、点差こそ開いたものの、はじめは大学生と中学生の試合になるかと心配(失礼!)したのが、いい試合をしてくれました。
1点でも取れたし、エラーもなく爽やかにプレーして、何よりわたしたち卒業生を甲子園に連れてきてくれた選手たちには感謝です!

ただ、この炎天下で数時間過ごしたダメージはかなりのもので、翌日まで引きずった老OGでありました。

2016/07/17

はじめてのお能

能というものもこれまで観たことなかった。
もともと舞台とか演劇とかがあまり得意ではなく、おもしろさがわからずにこれまできたのでした。
でも、『はじめての〜』とハードルを下げてくれる公演をみつけたので、こないだの狂言に続いての初挑戦です。

観てみて、やっぱりよくわからない・・・。
ナビゲーターの方のお話はわかりやすくおもしろかったのですが、演奏と舞?というのでしょうか、日本の伝統芸能は簡単には理解させてくれないようです。

能といえば能面がすぐ目に浮かびますが、実際にはお面をつけずに舞う場合も、楽器の演奏だけの場合もあったり、いろんなバリエーションがあるようでした。
それから、小鼓と大鼓では大鼓の方が高い音が出るのが意外。
大鼓は打つ手がかなり痛いそうで、演奏される方は指サックのようなものがないとムリとおっしゃってたのが親しみを持てました。
それにしても、笛と小鼓・大鼓・太鼓は囃子と呼ばれるように、笛以外の方々は奇声ともいえるような掛け声のような発声があり、打楽器とそれとのタイミングやお互いの息の合わせ方など、西洋音楽とは全然別もので、やっぱり理解不能・・・。
舞も、動きの意味を知らなければ全然わからず、前から3列目ながらちょっと眠くなり・・・。

まだまだ未熟なわたしには早かったようです。

2016/07/02

米子道

先週末、父の1周忌の法要で松江の実家に帰ってきました。
実家に車で帰るには、中国自動車道から米子道、山陰道と通っていきます。
わたしが気に入っているのは米子道。
里山を何か所も通り抜けていく感じで、ちょうどこの季節、緑が深くてとても美しい風景の中を走れます。
運転中なので写真を撮れないのが残念です。

去年の3月から6月にかけて、病気の父に会いに、何度も何度もこの道を往復しましたが、季節の移り変わりを毎回せつない想いで眺めながら運転したのが、もうずいぶん前のことのようです。

2016/06/24

宝塚オープンガーデンフェスタ2016

あれからもう2ヶ月も経ってるなんて・・・速すぎる!!
去年は気づいたら終わってた宝塚オープンガーデンフェスタに友人Iさんと出かけました。
とてもじゃないけど全部回るのは不可能かつ全部観る必要もない(失礼!)ので、これまで何回か観てきた経験からガーデンマスターのお庭にしぼって訪問させていただきました。

まず伺ったのは、けっこう年配の男性が約14年かけて作り上げた可愛らしいセンスあふれるお庭でした。


これ、ガレージです。2台停められそう。
木部は塗装してありますが、植物とケンカしない、いいあんばいのグリーンです。
パーゴラにもりもりしてたのは、名前を訊いたのに忘れてしまいましたが、わりとよくある蔓系の植物です。
すみません、ここで断っておきますが、1年おきくらいにガーデンフェスタに行ってるわりには、わたしはかなりの植物オンチです。
いろんなことを聞いても右から左だし、自分で育てるのはほとんどムリです。
いろいろ詳しく聞いていたIさんが羨ましい〜。


ガレージには枕木ではないですが木が埋め込まれ、このパターンにしても、クローバーなどが勝手に生えているような様子もめっちゃいいです。


第2ガレージのようなスペースもあり、こちらのパーゴラにはナニワイバラ(これだけ記憶できた)という蔓系の植物が今を盛りと花開いていました。


このパーゴラの構造もよく考えられた片持ちで、つくった男性は建築ではないけれどデザインの仕事を長くされていたとか、納得です。


初めのガレージから玄関の方へのアプローチです。
作者であるおじいちゃんの後ろ姿がちょこっと見えます。
この外構の素晴らしいところは、何か所も出入口があって、好きなように回遊できるところです。
防犯上は難しいところもあるかもしれませんが、そこはお上品な界隈ということでクリアでしょうか。
その意図を訊くと、出入口が1か所だけだと場所によっては大回りしないとだめになるから、といたって合理的な考えのようです。


そしてびっくりしたのがこのコンサバトリー!
わたしも少し前に知った言葉ですが、屋内と屋外の中間的な空間で、元々はガラスで囲われた温室のことだったようです。
これを例のおじいちゃんが自分で作ったとは、かなりジェラシーです。


中はこのように、中とも外ともつかない、ちょっと異国情緒も感じられる空間です。



ベンチの背の絵もおじいちゃん作ということで、もう脱帽するしかありませんでした。


庭にはさりげなくこんなアンティークのストーブ?や手作りの木の小物が置かれていて、ほんとうに立ち去りがたい素敵な庭でした。


あとは、いいなぁと思ったアイデアを何点か。


ピーナツの殻のオブジェ。
もしかしたら、小鳥の餌付け用?


古い瓦を寄せ植えに。



レタスも寄せ植え!

あとは可愛い小花で締めましょう。





2016/04/15

はじめての狂言

狂言って観たことなかったなぁ。
ていうか、どんなものかよくわからない。

というわけで、初めて狂言を観ました。
料金は1000円ほどだし、3歳から入場可というハードルがめっちゃ低そうな公演があったので、これだ!と出かけました。
いい年をして初めてで、急に思いついて出かけたのでわたし1人で、周りが小さい子連ればかりだったら・・・との心配は無用でした。
けっこう大人の方々もたくさん、もちろんこどもたちもいて和やかな雰囲気でした。

演目が始まる前に「狂言とは」のレクチャーがあったおかげで、すんなりストーリーに入れましたが、狂言って堅苦しいものではなくって笑うものだったんですね。
こどもたちは素直に声を上げて笑っていて、小さい頃からこういった芸能に触れて育つっていいなと思いました。
わたしは今まで食わず嫌いだったなぁ。

2016/04/04

ROOTS 66

*敬称略
昨日大阪で開催されたROOTS66という、1966年生まれのミュージシャンたちのコンサートに行ってきました。
大好きなミュージシャンがたくさんの4時間にも及ぶめっちゃ楽しいコンサートでしたが、彼らの良心のようなものも感じた時間でした。

数々のヒット曲などに織り交ぜて、エレファントカシマシ+斉藤和義によるRCサクセションの『明日なき世界』、全員による『戦争を知らない子供たち』など・・・。
いまの日本のこの不気味な空気を懸念するかのようでした。

『明日なき世界』1988年にカバーされたこの歌で核戦争の恐怖を「世界が破滅するなんて嘘だろ?」と忌野清志郎がうたう。
この曲を含むアルバムは反核のメッセージが強いため、当時突然発売中止になりました。
四半世紀を過ぎて清志郎も逝って、いまこの歌がリアルに聴こえてきます。


『戦争を知らない子供たち』1970年に発表されたジローズの曲。

ROOTS66のメンバーがこの曲を選んだのは、正直びっくりでした。
観客の中にはこの曲を知らない人もけっこういるんだろうなー。
(わたしもジローズ知らないけど)
でも、戦争と無関係でいられなくなりつつある日本でわたしたちがいつまで戦争を知らない子供でいられるのか考えさせたかったのでは、と思っています。
そしてアンコールは『YOUNG MAN (Y.M.C.A)』で大盛り上がり!
何度も両手でYMCAをやったせいか、今日は若干筋肉痛です〜。

*なぜかどうやっても行間の設定がうまくいかないので、そのままで投稿します・・・




2016/04/02

針仕事

かれこれ長いこと着ている春のコートの袖口などがすり切れてきて貧乏くさくなっています。
けっこう気に入ってるし、これで処分してしまうのは忍びない・・・というかほかに春のコートも持ち合わせていないので、なんとかしようと考えました。

阪急百貨店の手芸コーナーへ行くと、めっちゃ充実してます!
品揃えならほかの手芸店も負けてはいないんでしょうけど、さすが阪急百貨店、少しお高いけど小洒落ていてラグジュアリー感あるものが豊富なんです。
そこで小一時間迷って選んだレースで綻びた袖口を隠すことにしました。
袖だけだと取ってつけたようなのでポケットも。



材料代は1000円足らずなのに、これだけするのに何時間かかったことか・・・
手縫いでチクチク、久しぶりの針仕事でした。

もとはシンプルなコートがちょっとガーリーになって、自分的には大満足。
夫は「なんかチャラい」だそうですが、4歳男子は「かっこいい」と言ってくれました♪

2016/03/29

そんなに急ぐ?

あっという間に3月も終わりますね。
まだ肌寒いし、桜もまだ咲き始めたところで、今週末のお花見がちょっと心配です。

先日、某通販サイトでこどものものを買いました。
ひとつは箸のケースで200円ほどの小さいものだったので、ほかに何か一緒に注文するなら送料がかからないということ。
ちょうどこどもの誕生日に楽器をプレゼントするつもりだったので、一緒に注文しました。

2日くらいして、箸ケースだけ届きました。


こんな小物に対してふたまわりくらい大きい段ボールの箱で届いて、「他の商品はお届けに時間がかかるので、先にお届けします。これによって送料はかかりません。」とのことだったので、箸ケースも別に楽器と一緒でよかったのに、まぁご丁寧に、と思っていました。
楽器なのでたぶん在庫の関係かなにかで1〜2週間かかるんだろうと。

そうしたらなんと、翌日楽器が届いたのです。
え〜、1日違いだったらわざわざ別便で送ることないのに〜!
箸ケースの梱包の材料と手間のコストを考えると、わたし的にはあり得ません。

でも、これってわたしたち消費者が求めるからこうなってるってことですよね。
この1日の遅れが許せないんですよね。
そんなに急ぐの?
有料ではあるけれど1時間以内にお届け、とか、電車がちょっとスピード落としたら「信号待ちです」とわざわざアナウンスするとか、わたしは「そんなの要らないんだよ〜!」と言いたいけれど、これを必要とする人がいるからそうなってるんですよね。


かつて、鉄道でアメリカ1周したときに、何にもない荒涼とした風景の中で理由もわからず4時間くらい列車が停まったことがあったり、ブラジルで長距離バスが故障で直るまで炎天下1時間待たされたり、そういうことにあってもわりと平気なわたしは案外気が長いかもしれません。
あ、こまかいことにはすぐ文句言ってますけど。

2016/02/27

展覧会*3

今月は3つの展覧会に行きました。


まず、京都・細見美術館の春画展
イギリスの大英博物館で話題になった春画は、日本では初めての展覧会だそうです。
『世界が、先に驚いた。』というコピーのとおり、日本人は外で評価されて初めて価値があると知るところがありますよね。
かつて日本人はこんなにもおおらかだったんですね。
春画に描かれているのが現実の風俗だったのか、本を読んだりすればわかるかもしれませんが、ただ観るだけでも相当おもしろかったです。
いわゆる大人のおもちゃが描かれていたり、元絵があってパロディ化されていたり、海女さんが大蛸と通じていたり・・・
大奥?に忍び込んだ坊さんが逆に女房たちに捉えられて欲求のはけ口にされていたり、現代でいえばしょーもないストーリーのAVのようです。
さすがに人気で、開館時間に行っても行列で、コンパクトな美術館が大盛況でした。


それから、もう会期は終わってしまいましたが、京都市美術館の『琳派降臨』展。
こちらは春画展ほどの人出はなく、ゆったり鑑賞できました。
琳派とその後の流れを追った展示で、わたしのお目当ては福田美蘭さんという現代の作家。
琳派とは遠い昔の芸術ではなく、日本人の美意識のDNAに組み込まれていて各時代で自ずと継承されているという主旨は、これもなかなかおもしろかったです。


最後に、国立国際美術館の『エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ』展。
うーん、けっこう生々しい人間像を様々なアプローチで見せられました。
胸がざわざわします。
同時開催の『竹岡雄二 台座から空間へ』展は、作品を置くための台座自身が作品という、しかも台座ばかりの展示。
ちょっともやもやします。
そしてコレクション展は、これまで何度も通ってる美術館なのに見たことがない収蔵品がまだまだあるんだと、わくわくさせてくれました。

2016/02/16

出雲大社 庁の舎(ちょうのや)

わたしの地元、島根県にある1963年竣工の菊竹清訓設計の建築です。
手元にちょうどいい写真がないので、この建築を紹介しているサイトをいくつか載せさせていただきます。

ACe建設業界:一般社団法人日本建設業連合会
建築の詳細はそれぞれのサイトにおまかせするとして、厳かな出雲大社の境内にあってなんともいえない佇まいをみせるこのコンクリート建築を、わたしはとても気に入ってます。
(初詣で奥のトイレも毎年使わせてもらってます。笑)

しかし少し前に知ったのですが、この庁の舎がこの春にも解体されるという話があるということで、いてもたってもいられず出雲大社に電話してしまいました。
対応された担当の方?からは、まだ決定事項ではないけれど、構造的な不安からこのままにはしておけない、という話だけ聞けました。
そして多くの建築関係者から保存を望む声が届いているということも・・・


わたしが幼い頃からそこにあって当然のもの。
そして、大げさかもしれないけれど、全国からこれを観にやってくる人が絶えないという地元の宝として、単なる取り壊しにならないよう、強く願います。


後日、このことを電話で実家の母に伝えましたが、どの建物の話かピンときていない様子。
出雲大社には何度となく訪れているので、たぶん、実際見るか写真でも見せれば「ああ、これのことね」とわかるはずですが、建築関係者以外とくに興味のない人にはこの程度の認識なんでしょうね。

2016/01/19

本を貰いました

建築の大先輩のMさんが『そろそろ「終活」をと思うことに』なったということで、身近な人に建築関連の蔵書を譲られていて、わたしにも声をかけていただきました。
まだまだとてもお元気で「終活」なんて当分必要なさそうな方ですが、だからこそ元気なうちにきちんと整理しておこうというところがMさんらしいと思いました。

Mさんが蔵書の中からわたしにとどんな本を見繕ってくださるのか楽しみにしていたところ、先日お会いする機会があって、こんなのをいただきました。


わたしが緑が得意でないことを知ってか知らずか2冊もあり、「井形慶子」さんという名前は知らなくても雑誌『ミスターパートナー』は知っていてその創刊・編集長だった人の本もあり、Mさんの博識ぶりは多方面への尽きない興味だとあらためて実感しました。

わたし自身は日々新聞を読むのが精一杯で、病気でもしないとゆっくり読書する余裕がない状態・・・。
新聞の書評欄をみて読みたい本のチェックだけはしてますが、たまる一方です。


実はわたしも去年亡くなった父の遺した蔵書の処遇に頭を悩ませています。
こんなふうに整理することなく逝ってしまいましたが、まだ元気な母のものと合わせて2000冊以上はあるでしょうね・・・。
めぼしいものは地元の図書館やわたしの友人たちにお譲りしましたが、古本屋さんに見てもらってもごく一部を除いて流通的には引き取れないとのことでした。
父の頭の中身のような蔵書をただ捨てるにはしのびないので、好きな方に貰っていただくのがいちばんなんですが、なかなか難しいですね。

2016/01/10

明治時代の長屋改修オープンハウス

大阪・福島の設計事務所MSDの改修事例の見学に行ってきました。
新年ということもあって、完成お披露目会という華やかな雰囲気。

入り組んだ路地に面した明治時代の長屋をMSDの事務所とシェアオフィス用のスペースに改修されています。
たくさんの来客がいらっしゃったのであまり写真も撮れず、特に参考にしたい部分だけ紹介させていただきます。


トイレの壁仕上は漆塗り。
漆は水に強いという特性があるので、意匠上も機能的にも適っているのです。


0.75間ほどの間口に小便器と大便器を納めています。
小便器はかなりスペースの余裕がないと設置できないと思いがちですが、これだけのスペースにも案外無理なくいけるんだと目から鱗です。
漆塗りの板壁に白い陶器が映えます。


この日はバーカウンターと化していたこれも漆塗りの天板カウンター。
とてもいい具合の赤と朱のあいだの色でした。
用途は確認しそびれましたが、存在感あります。
そしてバーテンダー(MSDスタッフですが、ハマり過ぎ)の背後の壁はキッチンパネルを貼ってあって、スクリーン代わりにプロジェクターを投影できるようになっています。
ホワイトボードマーカーが使えるといいですね。
ホーローパネルならマグネットも使えるでしょうね。
このカウンターの手前は打ち合わせなどに使える大きなテーブルがあり、この空間はいろんな可能性がありそうです。

仕上面だけ紹介しましたが、構造的にももちろんきちんとした改修を加えられています。