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2026/03/16

台湾・環島の旅 〜 台南4

 *わ〜、ずいぶん間があいてしまって、この旅行からもうすぐ1年経ってしまう!

遅い昼食の後、ホテルから歩いて行ける林百貨店へ。
こちらは1932年に日本人の林さんが創立したデパートです。
2014年にリニューアルしたそうで、レトロ感満載のこぢんまりした可愛いデパート。
屋上には戦争時に受けた弾の跡が残っています。
お土産になる雑貨や、とくに全国の林さんはぜひ行った方が良い林グッズが充実していますよ。




暑さのせいか、子どもたちはもうホテルでのんびりしたいということで、わたし1人で神農街というレトロな街並みを見に歩いて行きます。
夜はライトアップされて雰囲気出そうだけど、昼間はあまりお店も開いてないし、人通りもなく、ぶらぶらしただけになりました。
でも、やっぱり可愛いなぁ。







夜はバスに乗って、子どもたちお待ちかねの夜市へ。
台湾では曜日ごとに開催される夜市が決まっていて、毎晩どこかで夜市が開いています。
毎日お祭りみたいで楽しい〜。
この日は大東夜市へ繰り出しました。
食べ物は目移りするほどいろいろあるし、ゲームもたくさん。
ゲームは1回500円ほどで、調子に乗っていろいろすると破産しかねないので一晩にそれぞれ1回ずつと決めました。
基本、景品は日本での出店と同じ感じ。
でも、ゲーム自体は日本では見たことのないものがいろいろあって、これまた目移りして一つ選ぶのが大変。





・夕食代 NT$155(約¥700)
・ゲーム×2 NT$200(約¥900)

ホテルに戻り子どもたちが寝たあと、使えてなかったeSIMをなんとかするべく問い合わせ。
ホテルではwifiが使えるので今のうちに、と夜中に対応してくれたサポートに感謝です。
それにしても、こんなことがスッとできるようになりたいものです。


書き忘れていたけど、台湾のトイレって下水事情で紙を流せないところがほとんどみたいですよね💦
いつものように使ったトイレットペーパーをそのまま流してしまいそうになって慌てますが、屑かごに使ったものを捨てるんです。
わたしたちには抵抗がありますよね。
蓋もついてない屑かごにそのままポイとはできず、要らない雑誌等で蓋にして使っていました。


台南2回目の朝は、また同じお店で朝ごはん。
・朝食代 NT$259(約¥1200)

台鉄台南駅からローカル電車に乗って、台湾第2の都市・高雄の手前の左營に向かいます。

2026/01/11

ばけばけ巡り

 お正月松江の実家にノーマルタイヤの車で帰省したら、大雪で大阪に戻れなくなり、2泊延長する羽目になってしまいました。

中国山脈の峠越えができないだけで松江市内は問題なく運転できるので、せっかく予定外にできた時間、朝ドラの「ばけばけ」の舞台を巡ることにしました。

「ばけばけ」を見ている人はどれくらいいるんでしょうね。
『怪談』を書いたラフカディオ・ハーン(=小泉八雲、松江では「ヘルンさん」と呼ばれてもいます)とセツの夫婦をモデルにしたドラマです。
ヘルン旧居や稲荷神社、そしてオープニングで2人が歩く松江城の堀端や大亀のある月照寺は実家から徒歩圏内。
でも小中学校の頃に行って以来のところが多いです。

まずは、夜のお散歩。

稲荷神社の狐はヘブン先生のお気に入りでしたよね〜

トキとヘブンさんが歩いた松江城の堀沿いの武家屋敷が並ぶ通り

当時とあまり変わらないんじゃないかなと思われる朝の風景

ヘルン旧居は建物の造りも庭もとても美しい
冬は底冷えがして、ヘブンさんが松江の寒さを「ジゴク、ジゴク」と言ってたのはわかる


この後、おトキちゃんやリヨさんが縁占いをした八重垣神社にももちろん行かねば、と車で20分かけて行ったら「ばけばけ」効果で駐車場は満車だし、鳥居から外へずっと行列しているのを見て諦めてとんぼ返りし、最後に大亀の月照寺へ。


実はこの月照寺、私の行ってた中学校の横にあるのですが、ちゃんと訪れたことなかった💦
当時は全く興味がなく、徳川家康の孫が初代松江藩主で、その代々藩主のお殿様のお墓があるという由緒あるお寺と初めて知った💦
ラフカディオ・ハーンが自分が死んだらここに埋めて欲しいと言ったほどお気に入りの場所だったそう。

とても風情がある初代藩主の墓地

池に氷張ってた❄️

↑ 銀次郎さんが来たかった場所とドラマで先日言ってたらしい松平不昧公の墓地

遠くに松江城が見えるのわかりますか

大亀きばってます

訪れる観光客はロケ地目当てで駆け足の人多かったけど、ゆっくり静かな境内を歩くとここを気に入ったラフカディオ・ハーンの気持ちがわかるような気がしました。
(ジゴクのように寒かったけど!)
受付の人がドラマ撮影時のことを話してるのを聞いてたら、錦織さん役の吉沢亮さんはやっぱり国宝級の美しさだったとか。

ドラマでは、あのキラキラした俳優さんたちが出雲弁をしゃべってるのが地元出身の人間としては嬉し恥ずかし状態です☺️
もちろん100%の方言ではなく、だいぶマイルドになってはいますが、いつも疑問に思うのが、全国のみなさんはこの言葉を全部理解してるのか、わからないながら見てるのか、どうなんでしょう。

2026/01/02

わが家のお正月ルーティーン

 香川のお雑煮    〜    出雲そば    〜    出雲のお雑煮

うちは元日の朝に尼崎の夫の実家で、夫の両親が香川県出身ということで香川式のお雑煮を食べてから1年が始まります。
これが、白味噌仕立ての中にあん餅入り!
初めは「ええ〜、これ食べなあかんの?」レベルのなかなかの組み合わせだけど、もう何年も食べ続けてる。

それから松江の実家に向かい、夕食に出雲そば。
大晦日は夕食でおなかの限界を超えるくらい食べて年越しそばは入らないので、元日の夜におせちをつまみながらの蕎麦です。
出雲そばは蕎麦の殻ごと挽いているので濃い色をしています。
うちでは年中冷たい蕎麦。
その方が蕎麦が引き締まって美味しく感じるんだけど、本当に寒いとき、お店では釜揚げを注文しちゃうかなー。

そして、2日の朝に満を持して出雲式のお雑煮。
お澄ましに丸餅と岩海苔のみの超シンプル雑煮です。
わたしにとっては、これがザ・お雑煮。
岩海苔は「十六島(うっぷるい)海苔」を使うのがキモなんだけど、これがめっちゃ高いんです〜。
今回買い物を頼んだ弟が、値段を見てかなり躊躇して買ったという。

10gで2000円超えって、わたしも買い物かごに入れる手が震えそう。
数年前はそれでも1000円ちょっとだったような気がするんだけど、どんどん物価上がってます!
たまにこれが売り切れで他の海苔で代用することもあるけど、そしたら全然風味が違うんよね。
やっぱり十六島海苔、年に一度の贅沢です。

2025/08/04

台湾・環島の旅 〜 台南3

朝食を済ませたら、旅行前に読んでいた台湾本で写真が素敵だった安平樹屋へ。
eSIMがまだ使えないので、ホテルを出るとwifiもなく、事前に頭に入れておいたイメージでバスに乗るとかなり遠回りをしてしまうという鈍臭いことをして1時間ロス、でも行く値打ちのあるところでした。
安平樹屋入場料3人分 NT$105(約¥470)

港に近いここに150年余り前にイギリスの商社が建てた倉庫が時を経てガジュマルに侵食されたもの

植物の力ってすごい

補強はされてるけど、屋根はなくなっている

内部は見学ルートが作られていて、上から見下ろすこともできる


地上にあるけど、『天空の城ラピュタ』を思い出します。

向こうに見える展望台からは、台南の街が遠くに見えます


お約束の鯉の餌やり(餌代 NT$50(約¥220))

敷地内にあった何かの資料館で水習字に興じる人たち


3月下旬、日本ではまだ肌寒い時期ですが、台湾はもう夏と言っていいほどの暑さで、帰りのバスを探して街を歩いてたら汗だくになり、ちょうど冷たいものを売ってるお店を発見してしばし休憩。
おやつ(かき氷・豆花) NT$110(約¥500)

このかき氷がふわっふわでなめらかで、そしてボリュームもすごくて熱を冷ましてくれた
かき氷はリピートしたいと思ってたけど、結局今回の旅ではこの1回しか食べるチャンスがなく、残念

息子は興味を示さず、わたしも豆花よりはかき氷派だな

帰りのバス停がなかなか見つからず、やっぱり子連れはスマホを使ってスマートにいかなくちゃと思いました。
わたし1人だったら、適当にぶらぶらするんだけどなぁ。

ホテルの近くで遅いお昼ごはんで牛肉湯のお店へ。
振り返ってみると、今回の旅行で食べたものでここがいちばん美味しかった!
お腹空いてたのもあるかもだけど、こんな素っ気ない食堂が意外と美味しいんですよねぇ。


左:日本語表記もあるメニュー
右:注文を自分で記入して渡すシステム

この人は牛だしうどん的なもの

息子は牛肉湯の大と豚そぼろご飯
わたしは牛肉湯の小と白飯
牛肉湯は大にしてもよかったなぁ
トッピングは自分でカウンターから持ってきて味変もあり


・昼食代 NT$485(約¥2,200)


2025/07/31

『リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年』展

またまた台湾旅行の記録の途中ですが、Study:大阪関西国際芸術祭の展覧会のひとつ『リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年』がおもしろかったので、メモしておきます。

まず、会場の大阪文化館・天保山はもともとサントリーミュージアムという名前で、わたしが学生の頃からいくつもの展覧会を観に行ってたところ。
以前からサントリーのミュージアムではなくなってたことは知ってたけど、運営が変わってからずっと行ってなくて、久しぶりに行くとその変わりっぷりに驚きました。
すぐ横の海遊館は酷暑の平日にも関わらず入場券売り場から長蛇の列ができていたのに、こちらはがらんと広いのに人がほとんどおらず涼み放題。
好きだったミュージアムショップがお土産売り場になってたのも哀しい。



海遊館に来る外国人観光客目当てのお土産屋さんなんだろうけど、認知されてないのか閑散としていました。

気を取りなおして、展覧会へ。
もったいないけどほぼわたしの貸切状態で、ゆっくり観て回って1時間ほど。


ギリシャ彫刻のようなモチーフをまるで発砲スチロールで作ったかのような、でも石の彫刻という作品。
裏の裏のようにコロッと視点をひっくり返される気持ちよさ。


言わずと知れた安藤忠雄さんの建築で、前から西日キツいなーと思っていたけど、そこは変わらず(笑)。



誰だかわかる?
特大のアンディ・ウォーホルが産毛まで再現されてるのに、なぜ顔と左手以外はすーっと溶けているかのような表現なんでしょう。


めちゃくちゃリアルに表現された人の彫刻が様々展示されていますが、それぞれスケールが違うので作品から受ける印象は変わってきます。



思わず手を出して触れてみたくなるほど、皮膚の柔らかさが表現されています。
皆なにか想いに耽っている、静かな世界。


立体なのにどこから見ても歪んでいる。




グロテスクだけど、現在のそれから未来の医療技術では可能になるかもしれない生命操作で生まれるものを直視したらこうなるかもしれない。

長らくいろんな企画展で楽しませてくれたサントリーミュージアムが今はさみしい状況になっているのはなんともいえないところですが、この展覧会は良かったです。
*今回わたしは招待があって行ったのですが、チケット2,500円と知るとうーん、ちょっと高いなぁ、自分で出すなら1,500円くらいまでかなと思った次第なので悪しからず。