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2016/01/10

明治時代の長屋改修オープンハウス

大阪・福島の設計事務所MSDの改修事例の見学に行ってきました。
新年ということもあって、完成お披露目会という華やかな雰囲気。

入り組んだ路地に面した明治時代の長屋をMSDの事務所とシェアオフィス用のスペースに改修されています。
たくさんの来客がいらっしゃったのであまり写真も撮れず、特に参考にしたい部分だけ紹介させていただきます。


トイレの壁仕上は漆塗り。
漆は水に強いという特性があるので、意匠上も機能的にも適っているのです。


0.75間ほどの間口に小便器と大便器を納めています。
小便器はかなりスペースの余裕がないと設置できないと思いがちですが、これだけのスペースにも案外無理なくいけるんだと目から鱗です。
漆塗りの板壁に白い陶器が映えます。


この日はバーカウンターと化していたこれも漆塗りの天板カウンター。
とてもいい具合の赤と朱のあいだの色でした。
用途は確認しそびれましたが、存在感あります。
そしてバーテンダー(MSDスタッフですが、ハマり過ぎ)の背後の壁はキッチンパネルを貼ってあって、スクリーン代わりにプロジェクターを投影できるようになっています。
ホワイトボードマーカーが使えるといいですね。
ホーローパネルならマグネットも使えるでしょうね。
このカウンターの手前は打ち合わせなどに使える大きなテーブルがあり、この空間はいろんな可能性がありそうです。

仕上面だけ紹介しましたが、構造的にももちろんきちんとした改修を加えられています。

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