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2012/12/30

バルトの国とスウェーデンの旅−10(ヘルシンボリ)

友人との9年ぶりの再会。

スウェーデン人4人の友人家族の家族構成は・・・
妻:Åsa(48歳)日本でいうとハローワークみたいなところで働いている
夫:Christer(54歳)地元の新聞記者
兄:Theodor(16歳)
弟:Elliot(12歳)

Åsaは数年前に働き過ぎて体調を崩したということで今は15:00まで仕事してるそうです。
スウェーデンでの働き過ぎは、日本だとそんなの全然だよと言われてしまいそうですが、生活をとても大事にするスウェーデンを含むヨーロッパの国での働き方はとてもうらやましいと思います。
Christerの方も同じく以前体調を崩して今は16:00までの仕事で、ジムに寄って帰ってきました。
新聞記者はめっちゃハードワークのイメージですが、やっぱり日本とは感覚が違うのでしょうね。
9年前に会ったときには、Christerが育児休暇を取った話を聞いたり「今日は残業だったよ」と疲れた顔をして18:00くらいに帰宅してびっくりしたものでした。

彼らは築30年くらいの建売住宅を13年前に買って、できるだけ自分たちの力で手を入れながら暮らしています。
キッチンは業者さんにも入ってもらって今年新しくしました。


料理はもちろん夫婦で作ります。
2人ともとてもきれい好きで、使い終わった場所はすぐに拭いて新しいキッチンをキープしています。
普段の食事はこのキッチンのテーブルでとります。
そして、ちょっと改まったときやお客さんを迎えての食事にはダイニングを使います。


ナプキンをお花のように折ったのはChrister。
すごく器用な人なんです。

外の気温はマイナスにもなりますが、室内はすごく暖かくて子供たちは家では半袖で過ごしています。
窓のガラスはトリプルで、1日中家中の部屋のラジエーターがついているのです。
なので、扉を閉めているのはトイレくらいというオープンな生活ができるのですが、年間の電気代はすごいことになるそうです。
そのときの為替がよくわかってなかったのですが、たぶん20万円くらいだったと思います。
夏場は涼しいから空調いらずなので、冬場の暖房費は1ヶ月あたりにするとすごそうですね。


ここでは料理は大皿から各自食べる分だけ自分のお皿に取るスタイルですが、私は客ということでいちばんに取らせてくれます。
が、これがちょっとしたプレッシャー。
みんながどれだけ取るのか予想もつかないまま、美味しそうだとつい取り過ぎてしまいそうだし、少なすぎて遠慮してると思われるのも困るし。
ただ、こちらの人は料理が残っても全然気にせずジップロックとかに入れて冷蔵または冷凍しちゃうので、日本での「残したら失礼」的な心配はありません。


この夜は手をかけたラザニアをメインにおいしくいただきました。

夕食後、子供たちは自分の部屋でパソコンでゲームなどしてるようでしたが、大人は場所をリビングに移してチョコやスナックなどをつまみながらワインを飲んでおしゃべりです。


リビングにはテレビもパソコンもなく、音楽をかけて本当にゆったりするためのスペースでした。




こちらの人は夜もカーテンをせず、窓際にランプを置くスタイルが多いのでしょうか。
そうすることで家を美しく見せるとともに外から中を見えにくくしてるかもしれません。
暗くなると、家中の(自分たちがいない部屋も)ランプも灯していました。



ChristerとÅsaはアール・ヌーボーが好きで、インテリアのセンスもとても素敵な夫婦です。
何か新しく購入するときは必ず2人でよく吟味するそうです。

家のあちらこちらを写真に撮らせてもらうつもりだったのに、旅の終わりに差し掛かって私のカメラの電池がもう切れそう・・・
私が旅先でこんなに写真を撮ることって今までなかったので(デジカメを旅に持って出たのも初めて)、充電器なんて不要と思ってたのが甘かったです。



このソファの青い生地はChristerが張り替えたもの。


トイレの中もこんな感じです。
鏡が壁のタイルと同面で、これいいかもと思いました。


普段はもっとシンプルだそうですが、週末にときどきこんな朝食をゆっくりとります。
パンだけで何種類もあります。
木の実の入ったものやハーブの入ったもの、それからスウェーデン特有のハードブレッドも何種類も。
それにハムやサラミにレバーペースト、チーズも数種類、バターやジャムや甘いスプレッド、きゅうりやトマトなどを好きなように組み合わせてオープンサンドを作ります。
飲み物も数種類のジュースに何杯もおかわりするコーヒーがあり、ヨーグルトまで2種類もありました。
朝ごはん重視の私としては本当に嬉しい♪

それからÅsaの実家でもご両親とお昼ご飯をご一緒させていただきました。
実家はもっとこぢんまりとした地下室付きのおうちですが、インテリアはとても家族思いの雰囲気が伝わってくるものです。
もうカメラの電池が限界で、ほとんど写真が撮れなかったのが本当に残念。


Åsaたちの料理はもちろん美味しかったのですが、お母さんの手料理はもうさすがというべき!
何という料理なのかはわかりませんが、スウェーデンの家庭料理って本当に美味しかったです。

ランチでもうお腹いっぱい食べたのに、フィーカがやってきました。
何種類ものスイーツも手作りです。
と聞けば食べずにいられません。
それぞれ本当に美味しくって、みんなも食べ過ぎちゃったようで、この日の夕飯は朝ごはんのように軽く済ませました。


子供たちは大人よりずっと英語が上手ですが、まだ社交的な年頃ではないので私に積極的に話しかけてくるようなことはありませんでした。
でも、こうやって家族で過ごす時間を大事にしてるところを見ると、この家族の中だからなのか国民性なのか、羨ましいくらい素直に育っています。

次にいつ会えるかわかりませんが、すごく温かい家族に包まれた3泊4日でした。

これでちょうど2週間(10/16〜10/30)の旅を終えて、帰りは間違いなく予定通りに帰国できました♪

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