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2013/12/31

大晦日

あと1時間で2013年が終わるところです。
今年もやっぱり大掃除し残したまま年越しです。

年が変わるといっても今日が明日になるのはいつもと同じなのに、なんだか締めくくったり何か新しくしてみたり、実際にしなくてもしなくちゃという気分になるのはなんでなんでしょう。
調べてみたわけではないですが、この国の人に特有のことでしょうか。
欧米ではお正月よりクリスマスの方がイベントとしては重要度が高いような気がするし、中国では旧正月の方がメインで年が変わるときは案外あっさりしたもののようでした。

わたしはこのなぜだかわからないそわそわする気持ちがけっこう好きです。
桜が満開に近づくにつれてお花見の予定を気にするような。

もう少ししたら家中のカレンダーを掛け替えてまわろうと思います。

みなさま、よいお年を。
新しい年が明るいものでありますように。
今年もいろいろとありがとうございました。
来年もまたどうぞよろしくお願いします。

2013/12/23

住宅見学2件

今日は見学2件行きました。


ひとつめは、新聞折り込みチラシで入ってた中古マンション分譲物件。
わたしが住むマンションの別の棟ですが、間取りは同じものでどんな改修をしてるか興味本位で見学に・・・。
広くはない床面積で、自宅でも水廻りに満足していない現状に、どう対処してるか気になるところだったのです。
結果、わたしには思いつかなかったプランが展開されていて、それがすごくうまいことやってあって、正直とっても悔しいです!
あぁ、その手があったのか、と。
帰ってオットに報告すると、やっぱり「巧いな」と。


もうひとつは、友人の設計事務所・春摘さんの新築物件、アジサイハウス。
とてもよく考えられていて、住むのが楽しく居心地のよさが約束されている空間でした。
といってもこれ見よがしのことはなにもなく、この家族のために設計されている住まいなんだけれど、この家を好きになる人はたくさんいるだろうなぁと思いました。

余談ですが、春摘・和田さんとは持ってる家電が3つも(電話兼FAX、掃除機、コンパクトデジタルカメラ)同じものでした。
家電を選ぶって、デザインと機能と価格のバランスの取り方が人それぞれだと思いますが、それが同じということは価値観が同じ部分があるということでしょう。
冗談で「わたしたち結婚したらうまくいくかもね〜」なんて話してました。


今日のこの2件はそれぞれ違った角度からわたしのお尻を叩いてくれたような気がします。
またがんばろうっと。

シュトーレン

あと2日でクリスマスです。
クリスマスケーキの定番は生クリームと苺のショートケーキのホールでしょうけど、わたしはシュトーレンの方が好物です。
シュトーレンは最近はあちこちで見かけますが、もともとドイツのもののようで、洋酒に漬けたドライフルーツとナッツがたっぷり入った、ケーキではなくて実はパンです。
これをクリスマスに向けて少しずつ、薄くスライスして1ヶ月くらいかけて食べるとのこと。
わたしの場合、そんなに長持ちすることないですが。

今年は初めてそれを自作してみました。
買うと意外と高いものですが、作ってみて納得。
材料も相当リッチで、けっこう手間がかかります。


坊が寝てから夜遅くに取りかかり、初めて焼いてみると、レシピどおりでもうちのオーブンでは香ばしさを通り越した状態に焼き上がって、へこみ気味で眠りにつきました。


翌朝冷めてから粉砂糖をまぶすとなんとか市販されているような見た目に。
食べてみると若干の焦げは感じられず、とりあえず成功のようでした。

気をよくして、自分でもせっせと食べたし、あちこち持って行ったりして、今年は2回焼きました。
2回目のももうなくなりそうで、なんとかクリスマスまでもたせられるかな。

2013/11/28

生きた建築ミュージアム

珍しくと言っちゃ失礼かもしれませんが、大阪市がいい企画をしてくれました。
先週末11月23・24日を中心に大阪市内に現役で活躍する古い(大正・昭和初期〜1960年代)建築を紹介するイベントです。
わたしの好きな時代なのでワクワク、でも身軽な独り身で出かけられないので厳選して2カ所行ってきました。

ひとつめは、船場の3階建て町家『北野家住宅』(1928年建設)。
昭和初期に木造3階建ての住宅があったとは、しかも丁寧に手入れされていて今でも住んでいるかのようです。

(写真の水平・垂直を取るのが苦手なわたしです)



3階までの階段は急勾配ですが、シンプルですっきりした手摺あり。



こぢんまりとかわいい洗面コーナー。
こんな陶器今あってもよさそうなのに。



開口部建具もシンプルながらセンスがあります。



当時のスイッチボックスも現役です。



階段のさりげない意匠がいいなぁと思います。



ちょっと珍しいと思ったのは、3階廊下の天井のデザイン。
直角に折れるところが放射状に割り付けしてあって、竿縁の交差部分もなるほど〜。

オーナーであるお洒落なお婆さまがちょうどいらっしゃってて、当時は「いとはん」としてこの家を出入りされてたんだろなぁと想像しました。


もうひとつは、RC造の地下1階地上4階の芝川ビル(1927年建設)です。
現在はその建物の雰囲気を活かして、たくさんのショップが入っています。


4階は半分がルーフテラスの造りで、この日は手作りマルシェのようなイベントが開かれていました。


外壁コーナーの照明。



うちの小さい人が写っていますが、ルーフテラスへの出入口ドアには網入りガラスが使われていて、その網が亀甲でいい感じだったんです。
現在の網入りガラスってなんだか好きになれないんですけど、これだったらいいかなぁと。http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000222838.html

2013/11/18

自宅改修・建具

なかなか完成に至らない自宅の改修ですが、久しぶりに1歩前進しました〜!

間仕切り位置を変えるために建具を取り払った上階の入口部分に、やっとやっと新しい建具が入りました。
前の開き戸を撤去したのが1年くらい前で、一冬と一夏を開けっ放しで過ごしました。
でも、この冬は暖かく過ごしたいと思い、重い腰がやっと上がりました。


枠に合わせてタモの突板の引戸です。
右の方が廊下・階段への出入口なので、廊下が暗くならないように採光がとれるようにしています。
できればモールガラスなど入れたかったのですが、小さい人が割る危険があるのでツインカーボというポリカーボネート製で断熱効果のある中空構造の4ミリシートを入れました。
将来ガラスに入れ替え可能です。
左側は押入で、右の扉とデザインを合わせています。

わたしのラフスケッチだけで建具屋さんに制作してもらったので、実は思ってたのとちょっと違う仕上がり・・・
でも、細かく指示してなかった自分のせいだし、全体の雰囲気は悪くないのでまあいっか、と自宅ならではのおおらかさです。


普段は入口を開けっ放しなので、こんな感じになります。

ここに至るまでもいろいろDIYでしましたが、これまで記録してなかったのでこれからぼちぼちやっていこうと思います。

そしてまだこれから、押入の中の棚などやっつけないといけない部分を重い腰を引きずりながら終わらせていきたいと思ってます。

2013/10/30

金木犀

あっという間に10月も残すところ1日となってしまいました。
今日はよく晴れて、まさに秋晴れです。

最近外を歩いているとふっと香ってくるのは金木犀です。
わたしにとっては、この香りを嗅ぐと秋がきたなぁと実感。

もともと夏が大好きなので、だんだん涼しくなっていく9月はなんだか心残りがあるようでさみしいような焦るような気分なんですが、金木犀の香りがする頃にはあきらめがついて(って遅いか)気持ちを切り替えられるようです。
秋は秋で行事も多いし、いろいろ美味しいし(←わたしにとっては年中ですが)。


写真は、夏とは違って色合いが淡くなっているわが家からの風景。
淀川の河川敷には9月半ばの台風の被害もまだ残っています。

2013/10/08

『池田修三展』

友人のおすすめで行った木版画家の『池田修三展』。
名前も知らず予備知識なしで行ったのですが、なんか懐かしい感じがするなーと思っていたら、後で聞いたところ実家に作品が4つくらいあったようです。

木版画って手の跡がやわらかくて、とくにこの人は色遣いがナイーブで素敵です。
小さい作品を手に入れました。


2013/09/30

松江・出雲

わたしは生まれてから高校卒業まで、出雲と松江で育ちました。
今回久しぶりに約1週間帰省してゆっくり過ごしてきました。
関西でもかなりの被害をもたらした台風18号が過ぎた直後の週で、台風一過で山陰では珍しく秋晴れが続きました。

というわけで、ピクニックもどき。


宍道湖畔では、サラリーマンがひっそりお弁当でランチタイムを過ごしていました。
この景色、ほとんど独り占めで贅沢です。


また別の日には、松江城の敷地でお昼ごはん。
実家から歩いて数分の素敵な場所ですが、蚊の攻撃が激しくて、あまり落ち着いて食べられませんでした。

子どもの頃ははやくこの田舎町を出たくてしょうがなかったのですが、こうやってみるとちょっと行けば絵になる場所がたくさんある松江という町は本当に綺麗なところだと思います。
あの頃には見えてなかったなぁ。



島根県立美術館の屋外にあるうさぎの彫刻は、奈良のせんとくんをデザインした作家さんによるものです。
12羽いるうさぎの前から2番目をなでると縁結びにご利益があるという触れ込みで、このうさぎは他のと光沢が違っています。
最近はシジミの殻を供えるとさらにご利益が、ということになってるらしく、ご覧のとおりの状態・・・。
ほんまかいな!


60年に1度の大遷宮を終えた出雲大社へ。
平日にもかかわらず観光客で賑わっているのがすごく嬉しい地元愛を自分に感じました。
以前の参道はなんだかさびれてさみしい感じだったのですが、この大遷宮とパワースポットブームに合わせたんでしょう、きれいに整備されて新しいお店が増え、賑わいを取り戻すことに見事に成功していました。


これまで何十回となく訪ねている出雲大社ですが、飽きることがありません。
真新しく改修された本殿が雲ひとつない青空に映えていました。
背景に人工物が何も目に入らない希有な光景だと思います。
これが山陰特有の曇天の日もまたかっこいいのです。


葺き替えられた檜皮の端整さもいいですが、葺き替えを待つ60年ものの屋根の味わいも・・・




苔が山盛り。


出雲大社へ行く道中で発見した物体。


屋外の現代アートかと思って車を停めると、そのまんまヤクルトの営業所の駐車場入口でした〜。



2013/09/12

『あいちトリエンナーレ』

今回の名古屋行きいちばんの目的は『あいちトリエンナーレ』でした。
トリエンナーレとは3年に1度のアートのお祭り(ビエンナーレだと2年に1度)。
街中のいろんな場所で現代アートがみられます。

今回の大きなテーマは「揺れる大地」。
東日本大震災を直截表現したものから、足元をすくわれるような思いをするものもあったり。

わたし自身はけっこう楽しみましたが、小さい人はつき合わされて連れ回されてどうだったんでしょう。
わたしも初体験のベロタクシー(自転車タクシー)に乗ったときがいちばん1歳5ヶ月の人のテンションが高かったように思います。

「われわれはどこに立っているのか」。
確固たるものはあるんでしょうか。
気に入った作品はゆらゆらしていました。


それから、関西の建築家・宮本佳明さんの作品のひとつもおもしろい発想でした。


福島第一原発に神社の屋根をかぶせるというもの。
放射能が消えるまでに途方もない年月がかかるけれど、そのずっと先の子孫にここは不可侵の場所だと伝えるのにこの形をとる。
その年月はわたしたちの言語さえも変わってしまっているかもしれないほどで、それでも伝え続けなければならないことが、ここで起きてしまったのだという事実があるのです。

トリエンナーレの展示会場のひとつが地下鉄駅に隣接した伏見地下街でしたが、昭和の風情がいい感じ。




3つめの写真は靴の修理屋さん。
若い職人さんが仕事をしていましたが、店構えがかっこよかった!


名古屋といえば味噌。
せっかくなので、みそ煮込みうどん、みそ串かつ、どて煮、みそ煮込みハンバーグなど食べてきました。
それと、手羽先も。
心残りはひつまぶしですが、次の機会を狙います。


たぶんボランティアの市民の方がたくさんスタッフとして配置され、みなさんフレンドリーで和みましたが、ボランティアであっても自分が担当する作品については知っておいてほしいなと、ちょっぴりつけ加えておきます。

2013/09/10

不自由なお出かけ

1歳5ヶ月の人と2人で大阪から名古屋へ行きました。
ベビーカーを押しながら旅行かばんをかついでの2泊3日、身体が壊れそうです。

二足歩行ですいすい行ってたときには気づかなかったバリアが街にはたくさん!
当事者になるまでわからなかった自分にもびっくり。

あちこちでプリプリしてしまいましたが、こんな経験たくさんの方がしてきたことなんでしょうね。
しかも今はまだマシなんでしょうね。
昔はなかったエレベーターが後から設置されたのはいいけれど、端っこの不便な場所しかあいてなかったとしかいえない状況で、しかもエレベーターの乗り継ぎも多い。
それはある程度仕方のないことだと思いますが、そうなると重要になってくるのがサインです。
気の効かない表示のおかげでずいぶんうろうろさせられました。
サインが効果的であればストレスはかなり軽減できるはずです。

私は今のところ期間限定のこの不便な状態ですが、ずっと車椅子生活の方など我慢強く遠回りを続けてらっしゃると思うと胸が痛みます。
容易く口にするバリアフリーの意味を身をもって実感しています。

それにしても、人は意外に親切で、そしてときに優しくない、と感じるこの頃です。

2013/07/24

せっけん

先日から子どもとの生活が始まって、いろいろと試行錯誤の毎日です。

その中で、お風呂で使うボディーソープやシャンプーなどベビー専用のものが売られていますが、子ども用に優しい素材のものであるなら合成洗剤よりもせっけん成分のものの方がいいかも、と思いつきました。
せっけんのボディーソープやシャンプーは一般的な市販のものよりは割高ですが、ベビー用と比べるとほとんど同じ値段なのでこの際ケチらずにいくことにします。
ただ、パッケージのデザインがどうも気に入らないので、詰替え用を購入し某M印のボトルも買ってきてとりあえずよしとしました。


中身はいいとしてももうちょっと素敵なデザインだと使いやすいのに、というのは私の好みの問題かもしれませんが、でもデザインって少なからず大事なことですよね。

このせっけん商品は私が子どもの頃から実家で使っていたものでした。
私の両親は「エコ」という言葉がまだ聞かれなかった頃からわりと環境を考えていた人たちで、今になってその考え方が少し理解できるようになってきました。
当時小さかった私は、泡立ちもよくなくいい香りがするわけでもないうちのせっけんが好きでなく、よそでお泊まりなどするときにいい匂いでふわふわの泡の立つシャンプーなどがうらやましかったです。

今も洗濯の洗剤は洗い上がったときの香りがないのはさみしくて、合成洗剤をこれからも使うことになると思います。
でも、食事の邪魔になるほどの香りのハンドソープなどもういらないと思ってます。
子どもをきっかけにして、少しだけ方向を変えていくことがほかにも出てきそう・・・。

2013/07/10

『みえない雲』

2006年/ドイツ
監督:グレゴール・シュニッツラー

だいぶ早い梅雨明けを喜んでばかりもいられない猛暑の日々がやってきました。
2011年の夏からとくに節電を意識するようになったと思いますが、こんなに暑いとほどほどにしないと体調の方がやばくなってきます。
とはいえ、うちは仕事場兼LDKにエアコンがないということもあってか、節電をまったく考えなくても月の電気代が2、3千円台なのです〜!
私の暑さ対策はかなりの軽装と扇風機です。

その2011年の5年前に発表されたこの映画は、チェルノブイリ原発事故をうけて書かれた小説が原作です。
お母さんと幼い弟と小さな町に暮らす普通の女子高生を主人公に、原発事故の前からその後の生活までがとてもリアルに描かれています。
ちょうど気になる転校生に告白されたってときに事故の警報が鳴り、そこから予想もしなかった事態に巻き込まれていく様子が、誰に起こらないとも限らない怖さを感じさせられました。

2年4ヶ月前にもほんとうにたくさんのドラマが実際に人知れずそれぞれにあったことだと思います。
今だからこの映画がどんなに貴重な警鐘を鳴らしていたのかわかるのかもしれませんが、現実に原発事故が起こったのに省みることをしない、または少しだけポーズをとって後は何もなかったように振る舞う私たちは、ほんとうの怖さから目を背けてるんじゃないでしょうか。

2013/05/30

東京の反原発デモの現場

先日東京で用事があったのは虎ノ門のあたりで、金曜日の17時に予定が終わってメトロに乗ろうと国会議事堂前駅に行くと、何やら警戒態勢の様子・・・
「あ、毎週金曜日の官邸前デモってここなんだ」と気づき、まだ人が集まる前だったのですがスタンバイされてる方もいて何時から始まるのか聞いてみました。


そしたら報道の方だったようで、逆にいろいろ聞かれてもしかしたら私のコメントを紙面に載せるかも、ということでした。


ここがあのデモの現場か〜と思いつつ、次の予定があって18時の開始まで待てなかったのが残念です。
関西電力前では細々と続いてるといった状況だと思いますが、東京では少なくなったとはいえ大阪の何倍もの規模で人々が集まっている様子でした。


お経をあげていたお坊さん方は、あちこち訪ねて反原発を訴えて行脚されているそうでした。

* * *

話を聞かれた某新聞はたまたま実家でとっていたので後日聞いてみると、翌土曜日の紙面に私のコメントがあったみたいです。

2013/05/29

東京・美術館めぐり

珍しく東京で用事があり、2泊3日の1人旅です。
夜はそれぞれ大学時代の同級生や幼馴染の家に泊めてもらって、美味しいごはんをごちそうになりました。
用事の合間を縫って、怒濤の美術館めぐりプラスアルファでくったくたになりました。

◆東京駅


最近リニューアルされたんですよね。
元を知らないのでなんともいえませんが。


 テレビで紹介していましたが、この内装もオリジナルを再現するのにそうとうな調査と手間がかかったようです。


上の写真は東京駅のすぐ前の郵便局。
これも話題になってましたが、もとの建物の上に高層ビルをのっける形。
これはもとの建物の外観はそのまま残されたようですが、大阪駅前の中央郵便局はもとの建物のほんの一部だけ残すような形になってしまいました。
歴史的な建物といえど、そんなさみしい扱いです。

◆東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

少し前に新しいロゴがデザインされた東京国立近代美術館。
平日の朝いちばん、入場料がけっこうするのにたくさんの人が訪れています。
フランシス・ベーコンてそんなに人気あったんだ、もしくはさすがトーキョーなのか。
わりと最近まで生きていた作家さんで、あまり知らなかったけど興味深い人物です。

美術館の前には『夏の家』が展示されていました。



お昼時になると近くで働いているっぽい方がここでランチしていたのがおもしろかったです。
この3つの夏の家は今後宮城県石巻市に移設されて利用されるとのことで、ちょっとうらやましいなぁ。

◆日本民藝館



『民藝』という言葉をつくった柳宗悦が細部まで設計したという建物です。
築80年近くたっていて、いい具合になっています。



やっぱり階段が素敵。



上框も。


タイミングがよければこの旧柳宗悦邸も入れるとのことで、次回チャレンジしたいです。

◆練馬区立美術館『牧野邦夫―写実の精髄―展』

今回いちばん行きたかった展覧会です。
まったく名前を知らなかった画家ですが、少し前のテレビ番組でこの人の絵を1枚紹介していてすごく気になっていたのです。
流派に属さず孤高の存在。
高度な写実の技術でグロテスクなファンタジーともいえる世界を創っていました。
言い方は悪いかもしれませんが、現代では「病んでる」と表現されてたかも、と思いました。

◆自由学園明日館

フランク・ロイド・ライトの設計です。
池袋という大きな街からすぐの場所に意外なほど静かな住宅街の中にありました。
着いたときにはもう閉館間近だったので、残念でしたが外観だけ。






こんな場所で勉強できた子どもは幸せですね。
建物もいいですが、自由学園という教育にもすごく興味があります。


近くの住宅で、角を曲がったときに目に入った感じがとてもよかったのですが、うまく写真で表現できてないのが残念。


これも自由学園のご近所で、古そうな2階建ては店舗になっていました。

◆森美術館『LOVE展』

「アートにみる愛のかたち」ということで、古今東西の作品が集められていて楽しかったです。
シャガールや草間彌生はいいとして、初音ミクは私には???です。
こんな大きなテーマでどういう展示なんだろうという好奇心で行ったのですが、解説も親切でいろんなジャンルが楽しめていい企画だと思いました。
ただ、いくつもあった映像作品も全部堪能するには2時間やそこらじゃ全然時間が足りません!!!