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2013/07/10

『みえない雲』

2006年/ドイツ
監督:グレゴール・シュニッツラー

だいぶ早い梅雨明けを喜んでばかりもいられない猛暑の日々がやってきました。
2011年の夏からとくに節電を意識するようになったと思いますが、こんなに暑いとほどほどにしないと体調の方がやばくなってきます。
とはいえ、うちは仕事場兼LDKにエアコンがないということもあってか、節電をまったく考えなくても月の電気代が2、3千円台なのです〜!
私の暑さ対策はかなりの軽装と扇風機です。

その2011年の5年前に発表されたこの映画は、チェルノブイリ原発事故をうけて書かれた小説が原作です。
お母さんと幼い弟と小さな町に暮らす普通の女子高生を主人公に、原発事故の前からその後の生活までがとてもリアルに描かれています。
ちょうど気になる転校生に告白されたってときに事故の警報が鳴り、そこから予想もしなかった事態に巻き込まれていく様子が、誰に起こらないとも限らない怖さを感じさせられました。

2年4ヶ月前にもほんとうにたくさんのドラマが実際に人知れずそれぞれにあったことだと思います。
今だからこの映画がどんなに貴重な警鐘を鳴らしていたのかわかるのかもしれませんが、現実に原発事故が起こったのに省みることをしない、または少しだけポーズをとって後は何もなかったように振る舞う私たちは、ほんとうの怖さから目を背けてるんじゃないでしょうか。

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