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2013/05/29

東京・美術館めぐり

珍しく東京で用事があり、2泊3日の1人旅です。
夜はそれぞれ大学時代の同級生や幼馴染の家に泊めてもらって、美味しいごはんをごちそうになりました。
用事の合間を縫って、怒濤の美術館めぐりプラスアルファでくったくたになりました。

◆東京駅


最近リニューアルされたんですよね。
元を知らないのでなんともいえませんが。


 テレビで紹介していましたが、この内装もオリジナルを再現するのにそうとうな調査と手間がかかったようです。


上の写真は東京駅のすぐ前の郵便局。
これも話題になってましたが、もとの建物の上に高層ビルをのっける形。
これはもとの建物の外観はそのまま残されたようですが、大阪駅前の中央郵便局はもとの建物のほんの一部だけ残すような形になってしまいました。
歴史的な建物といえど、そんなさみしい扱いです。

◆東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

少し前に新しいロゴがデザインされた東京国立近代美術館。
平日の朝いちばん、入場料がけっこうするのにたくさんの人が訪れています。
フランシス・ベーコンてそんなに人気あったんだ、もしくはさすがトーキョーなのか。
わりと最近まで生きていた作家さんで、あまり知らなかったけど興味深い人物です。

美術館の前には『夏の家』が展示されていました。



お昼時になると近くで働いているっぽい方がここでランチしていたのがおもしろかったです。
この3つの夏の家は今後宮城県石巻市に移設されて利用されるとのことで、ちょっとうらやましいなぁ。

◆日本民藝館



『民藝』という言葉をつくった柳宗悦が細部まで設計したという建物です。
築80年近くたっていて、いい具合になっています。



やっぱり階段が素敵。



上框も。


タイミングがよければこの旧柳宗悦邸も入れるとのことで、次回チャレンジしたいです。

◆練馬区立美術館『牧野邦夫―写実の精髄―展』

今回いちばん行きたかった展覧会です。
まったく名前を知らなかった画家ですが、少し前のテレビ番組でこの人の絵を1枚紹介していてすごく気になっていたのです。
流派に属さず孤高の存在。
高度な写実の技術でグロテスクなファンタジーともいえる世界を創っていました。
言い方は悪いかもしれませんが、現代では「病んでる」と表現されてたかも、と思いました。

◆自由学園明日館

フランク・ロイド・ライトの設計です。
池袋という大きな街からすぐの場所に意外なほど静かな住宅街の中にありました。
着いたときにはもう閉館間近だったので、残念でしたが外観だけ。






こんな場所で勉強できた子どもは幸せですね。
建物もいいですが、自由学園という教育にもすごく興味があります。


近くの住宅で、角を曲がったときに目に入った感じがとてもよかったのですが、うまく写真で表現できてないのが残念。


これも自由学園のご近所で、古そうな2階建ては店舗になっていました。

◆森美術館『LOVE展』

「アートにみる愛のかたち」ということで、古今東西の作品が集められていて楽しかったです。
シャガールや草間彌生はいいとして、初音ミクは私には???です。
こんな大きなテーマでどういう展示なんだろうという好奇心で行ったのですが、解説も親切でいろんなジャンルが楽しめていい企画だと思いました。
ただ、いくつもあった映像作品も全部堪能するには2時間やそこらじゃ全然時間が足りません!!!

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