ページ

2011/07/18

街の材木店・銘木店で「木」を見る

まずは・・・
今朝の女子ワールドカップ決勝戦を観ましたか!?
私は3:30に起きてフルで観ました!
結果はご存知のとおりなでしこジャパンの優勝!!
夫はつき合ってくれず1人での観戦でしたので大騒ぎもできず、何度無言でガッツポーズをしたことか。
本当に素晴らしい出来事でした!
私は特にキャプテンの澤選手がお気に入りです。あの顔が好きですね。それから穂希(ほまれ)という名前も素敵です。年下だけど、なんだか姐さんな感じがいいです。
すみません、まだ興奮気味なもので。

先日は炎天下の中、参加している勉強会「すまいをトーク」の見学会で、大阪市内の材木店・銘木店などを巡る見学会に行きました。

まずは「長谷信木材」さん。明治32年に大阪・長堀で創業された古くからの材木問屋さんです。

周辺は川沿いにマンションが建ち並んでいますが、かつては各地からの木材が川から荷揚げされ、材木屋が何軒も並んでいたそうです。現在は「長谷信」さんを含め界隈の材木屋は3軒ほどになってしまったそうです。

材料置場を見せてもらいました。
「長谷信」さんでは、昔から湿度調整のために材料置場の土間に土や砂利を敷くことにこだわっておられるそうです。ただし、シロアリ対策や細かい木くずの処理など手はかかるとのことです。

次に「長堀銘木」さんにお邪魔しました。昭和2年より営業されています。
こちらではたくさんのお宝的な板材がストックされています。
樹種も多岐にわたり、私たちは種類当てクイズをさせていただきましたが、なかなか難しかったです。私は半分も当たらなかったです・・・。

それから少しだけ歩いて大正橋のたもとに立つ「津波記念碑」へ。
今でも花が供えられています。
1854年に起きた大地震と津波について書かれています。当時の人がこのときの被害とそこから学んだ心得を後世の人に伝えるため遺されたものですが、先日の東日本大震災の被災地にも同様の記念碑が各地にあることを思い出しました。
「災害は忘れた頃にやってくる」とはよく言ったもので、昔の人はなんとかそれを私たちに忘れさせないよう心を配ってくれていたのだと思いました。

次は創業100年、栗材・名栗(なぐり)加工の専門店「橘商店」へ行きました。
名栗(なぐり)とは、角材や板材にノミ等で独特の削り痕を残す日本古来の加工技術です。
なぐり用のノミです。右用と左用があります。
材料を固定して、木の目に逆らって(木の目に直交するように)職人さんから見て手前から奥に向けて削ります。
私はそれまで木の目に沿って削っているのかと思っていましたが、京都の方では違う道具を使ってそのように削っているとのことです。
場所が違えば、道具も方法も違うのですね。


最後に旧居留地へ。旧居留地と言っても神戸ではありません。
大阪の地下鉄阿波座駅から歩いて行けるところに旧居留地があったとは知りませんでした。とはいえ、洋館などが建ち並んでいるわけではありません。

重要文化財に指定されている古い教会がありましたが、カトリックやプロテスタントではなく、珍しいことにイギリス国教会だそうです。
煉瓦造りのため、阪神大震災ではかなりの被害だったそうです。
立派なパイプオルガンがありました。
屋根は木造でスレート葺きです。
耐震補強でアーチの下端にスチールのプレートが入っています。
教会の正面です。煉瓦の古びた感じが歴史を感じますね。

教会の向かいにあった建物。
個人的には大好きな雰囲気です。
昭和初期のものと思われますが、まだまだ現役のようです。
こんな建物に事務所を構えられたらなぁと憧れます。

0 件のコメント:

コメントを投稿