ページ

2011/07/11

ポイントだらけのマンションリフォーム

若い夫婦が中古物件を購入、ほぼ全面リフォームしました。

予算的に新築物件の購入が難しい場合、あるいは自分の思い通りの間取・内装の部屋を手に入れたい場合など、中古物件はお勧めです。
最近は『リノベーション物件』という言葉もよく聞きますが、中古物件のイメージもかなり向上しているように思います。

築25年くらい、約62㎡の分譲マンションです。
工事前はこんな様子でした。

工事中のようす









プランを考えていく中で、デザイン面でいろいろ提案させていただきましたが、どれも大変気に入っていただいて、通常なら1~2つ採用されるところをすべて実行することになり、ポイントだらけのリフォームとなりました。

キッチンの背面を納戸としたのを利用して、シンク前の壁にへこみを設けてオープン棚としました。レンジなどの家電を置くこともでき、とても便利です。
納戸側からみると、棚の一部がふさがれているように見えます。
妻室の壁を1面だけ板張りとし、マンションによくある壁際の梁を隠すように梁の板を張り延ばして、その段差に間接照明を仕込みました。
廊下天井の片側を間接照明としました。正面のリビング入口の扉のガラスはこだわってレトロなものを探し出しました。
LDKと夫室・妻室を仕切る4枚引戸はすべて引き込め、夫室はリビングの延長として使えます。欄間が透明ガラスなので一体感があります。
夫室の壁は1面だけ塗装仕上げとし、そこに宙に浮いた棚を造り付けました。










ご夫婦には工事中も何度か現場に足を運んでいただいて確認しながら工事を進め、完成時にはご納得の仕上がりでオープンハウスも開催させていただきました。

リフォームは新築に比べると完成時の姿がイメージしやすく、以前より良くなったのが実感できるのでとてもやりがいがあります。
また、マンションは木造住宅などに比べると予想外の構造体の修繕などがほとんどなく、比較的に計画通りに工事が進みます。
とはいえ、実際に工事をするとなると「もっともっと」という気になってしまいがちですね。
もし時間と予算が許すなら、内装をすべて解体して(スケルトン)全面改装できると大満足できること間違いないです!


【仕上】
床:集成材フローリング
壁:ビニールクロス(一部板張り・塗装・タイル)
天井:ビニールクロス(一部格子)
家具・建具:シナ合板

0 件のコメント:

コメントを投稿