芸術祭のホームページにはいくつかモデルコースの提案があって、その中の『親子で楽しむ体験型作品をめぐる』コースをベースに観たいところに行けるだけ行こうと出発。
まず「のらもじ発見プロジェクト」へ。
「のらもじ」って?と思ってたら、「野良文字」だったんですねぇ。
昭和の商店街の看板には個性的で魅力的なフォントがいっぱい。
それを採取するプロジェクトでした。
そのフォントを使ったスタンプをそれぞれの商店の店先に置いてあって、専用のポストカードを買ってスタンプラリーをすると思いがけない文章が完成するという楽しい企画。
その次に入った旧時計店では、作品もおもしろかったけれどザ・昭和な会場のインテリアがとても可愛くって目を奪われました。
付近にはわたし的にいい塩梅の佇まいのこんな建物も。
その後いろいろ観ながら、廃線となったJR能登線の旧蛸島駅へ。
ここには能登線の車両が1両だけ遺されていて、小6の人の鉄ちゃん魂に火がついてしまい、作品が展示されている旧駅を全部めぐることになります。
旧珠洲駅では寒い中作家さんが展示とパフォーマンス。
そして、空き家の民家を会場にした展示が圧巻。
これでもかと民具が並べられ、地元のお祭りの様子が映像で流れます。
こちらのお祭りはとても盛んなようですね。
あちこちでその集落の山車を収蔵する大きな倉庫が見られました。
能登は瓦の産地でもあるんですね。
その瓦を使った台湾のアーティストのグループの作品。
次の写真は、ちょっと難解だったけどフォトジェニックで美しかった養蚕飼育所を会場にしたインスタレーション。
次は旧小学校体育館でのインスタレーションで、クランプで締めただけの杉の角材を倒壊した御神木の丸太で釣って、この地方の稲妻を表したそう。
旧保育所に展示された作品は、作家が「子どもたちのための場所だった旧保育所を遊び心と偶然性で満たしたいと考えた」とおり、子どもたちが離れ難い楽しい作品でした。
最後に漁港に設置されたピアノの作品。
ピアノから引き伸ばされたワイヤーを離れたところから奏でる趣旨に構わず、普通に座って弾く小6の人笑。
風が強い日にはエオリアンハープとして風が響きを奏でて、参加者とセッションできるという試み。
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