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2022/08/23

越後妻有 大地の芸術祭 2022 3日目

前の晩は、 エアコンがなく扇風機のみの部屋で、ふかふかのお布団は嬉しいけど暑くて寝苦しく、次の日の帰りのことを考えるとちゃんと寝なくちゃと思いつつも何度も目が覚めながら、3時くらいに少し肌寒くなって扇風機を止め、窓の外を見ると満点の星空でした。
今回8人部屋を親子3人で使わせてもらったから扇風機も好きなように使えたけど、そうでなかったら相部屋はちょっと辛かっただろうなぁ。
2段ベッドの上段を希望した上の子には、部屋の扇風機の風が届かないから、持参したコードレスの扇風機が役立ちました♪


新潟最終日は熱中症警戒アラートが出るほどのお天気で、大阪と変わらない!
冬には4mも雪が積もることもあると聞いたけど、想像できない〜!

まずは検温スポットのまつだい農舞台へ。
ここにもたくさんの作品があり、さっそく楽しげな廻転する不在に夢中の上の子。


もちろんわたしも漕ぎました♪
そこから前の日に行ったまつだい駅が見えましたが、連絡橋の窓を保護する横板を見ると、冬にはそこまで雪が積もるということが目に見えて驚きます。


周辺にまだ作品がたくさんあるのはわかっていたけれど、上の子がどうしても行きたいと言って待ってくれなくて、先に奴奈川キャンパスのはなしるべに向かいました。


廃校のグラウンドに敷設されたトロッコで、熱中症警戒アラートが出ている中、何の警戒もしてないこどもたち笑。
週末で乗りたい人の列ができそうなものの、あまりの暑さに外でこれに乗ろうとする人はほとんどおらず、いても1回乗って終わりのところ、上の子は汗だくでトロッコを動かし、手に水膨れまで作って9往復もしたそうな。

わたしは校舎の中の作品巡りで、まずエントランスの壁面の大地のおくりものの彫刻が絵本の世界のようでした。




ワクワクするような南極ビエンナーレ−フラム号2はもっと詳細に見たかったな。




それから世界をつなぐメールアート・プロジェクトの中でおもしろいと思ったのが、食品パッケージをそのまま葉書にしてこの会場に送ったもの。


それと、これもなんかレトロで好き。


そろそろお昼の時間かなと思いながら、もうひとつ行ってから、と寄ったのが越後松之山「森の学校」キョロロで、森の中に突然鉄の塊が現れて驚きます。
手塚貴晴+手塚由比さんの設計だったんですねぇ。
冬に雪に埋もれることも織り込み済みということで、その景色も見てみたいと思いました。



潜水艦の潜望鏡のような塔のてっぺんまで暗闇の中を34m歩いて上がると↑の景色に出会えます。
ここも周りにたくさんの作品があるのは承知で今回は諦め、次の磯辺行久記念越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]に向かいます。
お昼の時間には少し遅くなってしまい、ランチスポットを探すのももどかしく、結局地元スーパーで買ったパンなどで車内で済ますという・・・
でも、ここでの作品も良かったから帳消しということで。

前の日に見た中谷ミチコさんの作品にここでも出会えました。


それから、プールの底にという作品でピアノを弾くと予想外に水の音がして、本当にプールの底にいるよう。



こんな作品も外の自然と互角な感じで、対比がおもしろい。


朝イチに行ったまつだいに戻る途中、上の子のたっての希望でもう一度ここに寄って写真撮影。
1日目に行ったときには、何かで拗ねてて写真に収まらなかった人ですが、これで満足笑。


まつだい農舞台から出ているシャトルバスで、松代城へ。
シャトルバスを降りてからもまだ10分ほど山道を上らなければならないのに、下の子がちょうど眠たい時間で「抱っこ〜」と大泣き、わたしは「無理!」で周りの人に心配されながらも汗だくでなんとかお城にたどり着きました。
なんか冗談のような可愛らしい天守ですが、中はもうテンション上がるー♪


1階のエントランスというかワンフロア丸ごと使った憧れの眺望は、グラフィックが立体になったようで、わたしはなぜかGANTZという邦画のイメージが出てきました。

2階に上がると、今度は楽聚第という金の茶室が現れます。




内部に描かれた絵柄がまたいろいろで楽しいのです。

そして、最上階の3階は脱皮する時と名付けられた部屋で、名栗ならぬ彫刻刀で一面彫られた床や壁・天井が黒々と周囲の景色やわたしたち自身を映して作品の一部にしてしまうように感じられます。



松代城から歩いて山を下りれば途中でたくさんの作品を見ることができるのですが、さすがにもう「抱っこ〜」と泣かれたくなかったので、今回は諦めてシャトルバスに乗って下山しました。
シャトルバス乗り場ではガリガリ君が売られてて、汗をかいた後に有り難かった〜。
せめて少しでも見てやろうとシャトルバスの助手席に乗せてもらうと「(こどもを差し置いて自分が助手席かよ)」という圧を感じなくもなかったけれど、この芸術祭はわたしが来たくて来たの、ということで遠慮なく自分優先しちゃいました。

まつだい農舞台の中にもいろんな作品がありましたが、この関係−黒板の教室は教室すべてが黒板になってて誰もが参加できて好きに書ける空間でした。



ここで残念ながらタイムアップ。
まだまだ見残したものがいっぱい。
ガリガリ君を売ってたおじさんは「紅葉の時期もいいよ〜」と言ってたし、芸術祭は11月13日まであるし、「また来るか」と簡単には言えないけど、パスポートは大事にとっておこうと思います。

ちなみに、三省ハウスのスタッフさんは「冬に来てぜひ雪景色とのギャップを見てほしい」と言い、たしかに見てみたいけど4mの積雪で運転する覚悟はないなぁ・・・

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