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2014/09/28

鎌倉のたてもの

今回鎌倉で観たたてもの。

1・鎌倉文学館

少し前のTVドラマ『カラマーゾフの兄弟』で舞台となるお屋敷の外観として使われていたので、前から気になっていたたてものです。
インテリアもと思っていたのですが内部はセットだったとのことで、実際の文学館の中はドラマとは全然違う雰囲気でちょっと残念。
でも、門から玄関までの長いアプローチはもちろんそのまんまで、つい記念撮影してしまいました!


車寄せのある玄関。
元は伯爵家の別荘でした。


ハーフティンバーと切妻屋根、深い軒など、和洋が混在する独特なデザインの外観。




お屋敷からの見返しがこの眺め!
湘南の海がけっこう近いのです。


2・鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸)

明治期の貴重な住宅建築が子ども会館として使用されているという、なんとも贅沢なまちです。
行ったのがちょうど閉館日の日曜で、中に入れなかったのがほんとうに残念。

アールを描くバルコニーの華奢な手摺が大好物かも♡
1階はドリス式オーダー、2階はイオニア式オーダーが用いられているという円柱(遠い昔そんな単語を習ったなぁ)。


住宅街にひっそりと佇む様子。
でも、平日は子どもたちの賑やかな声が聞こえてくるんでしょうか。


3・神奈川県立近代美術館(鎌倉館)

坂倉準三設計の名建築。
蓮池に浮かぶように建てられているガラス・鉄骨・白壁のコントラストが素晴らしいです。



ただ、鶴岡八幡宮 内というロケーションで、周囲の古い建築が数百年の歳月を経てますます美しく見えるのに対し、鉄骨から流れ出る錆の跡やパネルジョイント部の汚れなど、近代建築は時を経てどうなんだ、と考えさせられます。

2014/09/27

海に近い暮らし

2泊3日で初めての鎌倉へ。
友人Mちゃん夫婦が営むゲストハウスに泊まるゆるゆる旅です。

今回は小さい人も一緒なので、鎌倉にたくさんある魅力的なお店にはほとんど入らず、観光もほどほどに、海岸で過ごしたりまちを歩いたりしました。

それにしても、お天気のいい連休とあって観光客が多い!
わたしたちもその数に含まれてはいるんですが・・・

そして、もう9月も半ばというのに海岸ではたくさんの人が思い思いに過ごしていました。


それこそ朝早くから暗くなっても。
外からやってくる人も多いと思いますが、地元の人、たぶんここでの暮らしのために移り住んだMちゃんたちのような人もたくさん。
Mちゃんのゲストハウスは徒歩数分で海岸に行けちゃうので、1日に何回も出かけていくのが日常のようです。


ご近所さんも多くの家でサーフボードが置いてあったり玄関脇にシャワー設備があったりで、生活の中にあたりまえに海の存在がありました。
ほんとうに、若者だけでなく老若男女、ちびっこたちもそこらじゅうビーチサンダルで歩いていて、近くのカフェでコーヒーを買ったり立ち呑み屋でたむろったりしてるのです。

わたしはそういうところに住んだことがあるわけじゃないけど、なんだか懐かしいような感じに包まれました。
旅行で何度も行った大好きなアジアのビーチリゾートのまちの雰囲気があるような・・・
こういうのは非日常だからいいと思えるのか、これを日常にしてしまうのがいいのか、まだわかりませんが、居心地がいいのは確か。

鎌倉はもちろん街だし外食するのも高いけど、我が家の周辺のように1ブロックに1軒コンビニがあるような便利すぎる感じはなく、建売っぽい住宅もほとんどなく、ゆったりしていて落ち着くように思いました。



上2枚の写真はゲストハウスの玄関前のスペースと最後の朝Mちゃんが用意してくれたスペシャル朝ごはん。

2014/09/21

『村野藤吾』展

村野藤吾 〜やわらかな建築とインテリア〜』に行きました。
大阪を拠点に活躍した日本を代表する建築家、ということで大阪に住むわたしたちの周りには思いがけず身近なところに村野設計の建築があったりします。
よく知られたものから「え、これもなの?」みたいなものまで。

わたしは名前と有名な建築は知っているものの、なんだかとらえどころのない建築家のように感じていました。
それどころか彼の建築のファサードがけっこう苦手なものが多くて、あまり興味が持てなかったのかも。

今回の特別展では、図面・写真から実際の家具や金物がたくさん紹介されていて、村野さんの建築に対する姿勢がよくわかったような気がします。
そして、外観はあまり好みでなかったとしても、インテリアや家具などはかなり居心地がよさそうに感じました。
それは、村野さんが(立面ももちろんこだわっていたはずですが)人の手や身体に触れるものに重きをおいていたからだと思うのです。
得意な階段をはじめ、曲線を多用したやわらかなデザインはアールヌーボーの要素もうかがえてとても上品で、わたしの苦手な単にまるまるっとした可愛らしさのようなものは全くありません。

一部の建築は老朽化等のため現存しないのですが、身近に遺されている建築を失ってしまう前に体験しておかなくちゃという想いです。

2014/09/10

フライパン

使っていたフライパンがどうにも焦げ付きやすく、買い替えることにしました。
それは、わたしがかなり信用してるフードスタイリストさんがおススメしていたフライパンで、買ってからそう経ってないしデザインも気に入ってたんだけど、値段が安いだけあってか品質はがっかりものでした。

今回はイオンのプライベートブランドのものに目移りしそうになりながらも、定番中の定番のティファール製に決めました。
定番過ぎて口惜しい気もしたけど、イオンのものの2倍もしない値段(それでも決して高くはない)で色やデザインがさすがおフランス☆

フライパンと炒め鍋など一緒に買ったけど、今までなんでこれにしなかったんだろうと思うくらい料理が快適、ストレスフリーになりました。
ってティファールの宣伝するつもりは毛頭ありませんので、悪しからず。


2014/09/08

1万人の第九

32回目となる『1万人の第九』に参加します。
遠い昔、ベートーベンの交響曲第九番の『歓喜の歌』は高校の音楽の時間に1年かけて練習しました(最後にカラオケで合わせたのでした)。
当時は全然まじめにやってなかったのですが、今、下手なりに大きな声を出して大勢の人とハモるのはすごく気持ちいいもんです。

『1万人の第九』は人気の公演で、申し込みしても抽選で必ずしも参加できるとは限らないようですが、わたしは3回申し込んで3回とも当選、くじ運をここで使い果たしてるんでは!?ともいえます。
ただ、2回目のときには仕事でレッスンを規定回数以上休んでしまって本番は出られず、今回2度目の本番の予定です。

今年の練習は昨日が初日でした。
本番は世界的な指揮者の佐渡裕さんが振りますが、練習は各クラスそれぞれ担当の指導者がいます。
今度の指導の方はテンポが速くてついていくのに必死ですが、めっちゃ面白くて最後までがんばれそう♪

月に2回のレッスンで、あっという間に本番を迎えるんでしょうね。
夏が終わったと思ったらもう年末のイベントって、あまり考えたくないけど・・・。

2014/09/05

納涼床

もう9月。
その少し前から確実に夏の終わりを感じさせる涼しさでしたが、8月最後の土曜日に同窓会のイベントで京都の川床へ出かけました。

今年の夏は大阪では猛暑日がゼロだったとか。
その割には身の危険を感じるような暑い日もあったように思うのですが、週末やお盆休みにことごとく雨に降られて、夏らしいことがほとんどできていませんでした。
なので、この夏を締めくくる納涼床は絶対に行きたいと思ってました。

この日も天気予報は怪しかったですが、実際に通り雨も降りましたが、その時間はなんとか空が味方してくれました。
会場は『がんこ高瀬川二条苑』で、由緒あるお屋敷と庭園をとおって川床に出ます。


高瀬川から取り込んだ水流が豊かな、贅沢な庭です。


庭園は一部小堀遠州のものということで、わたしにはあまり違いはわからなかったですが、一応名の知れた人なので・・・


初めての川床でしたが、思ってたよりこじんまりしてるんですね。


ここから高瀬川の水流を庭に取り込んでいます。


今回お屋敷内はほとんど見てませんが、今度はこのお茶室でも食事してみたいなぁ。


ちょっと気に入った洗い出しの犬走り。