1・鎌倉文学館
少し前のTVドラマ『カラマーゾフの兄弟』で舞台となるお屋敷の外観として使われていたので、前から気になっていたたてものです。
インテリアもと思っていたのですが内部はセットだったとのことで、実際の文学館の中はドラマとは全然違う雰囲気でちょっと残念。
でも、門から玄関までの長いアプローチはもちろんそのまんまで、つい記念撮影してしまいました!
車寄せのある玄関。
元は伯爵家の別荘でした。
ハーフティンバーと切妻屋根、深い軒など、和洋が混在する独特なデザインの外観。
お屋敷からの見返しがこの眺め!
湘南の海がけっこう近いのです。
2・鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸)
明治期の貴重な住宅建築が子ども会館として使用されているという、なんとも贅沢なまちです。
行ったのがちょうど閉館日の日曜で、中に入れなかったのがほんとうに残念。
アールを描くバルコニーの華奢な手摺が大好物かも♡
1階はドリス式オーダー、2階はイオニア式オーダーが用いられているという円柱(遠い昔そんな単語を習ったなぁ)。
住宅街にひっそりと佇む様子。
でも、平日は子どもたちの賑やかな声が聞こえてくるんでしょうか。
3・神奈川県立近代美術館(鎌倉館)
坂倉準三設計の名建築。
蓮池に浮かぶように建てられているガラス・鉄骨・白壁のコントラストが素晴らしいです。
ただ、鶴岡八幡宮 内というロケーションで、周囲の古い建築が数百年の歳月を経てますます美しく見えるのに対し、鉄骨から流れ出る錆の跡やパネルジョイント部の汚れなど、近代建築は時を経てどうなんだ、と考えさせられます。