天神橋筋六丁目駅からすぐの天六シネ5ビルの解体が始まったのに気がつきました。
閉館してからしばらくたっていましたが、いざ解体となるとさみしくなる実感ありますね。
古ぼけたビルに普通の映画館が3つと成人映画の映画館が2つが入っていて、学生の頃から、そして中津に引っ越してからは何度となく行きました。
といってもお金を払って入ったのは数えるほどで、ほとんどは新聞屋さんにもらう招待券で行ってまして、そういうお客さんは私以外にも多かったと思います。
新聞の景品が厳しくなって、映画のチケットも廃止になって、たぶんそのあおりを受けての閉館ではないかと思っています。
だっていつ行ってもガラガラ。
満席を見たのは「ラストサムライ」とかくらいじゃないでしょうか。
でも今どき入れ替えなしの連日オールナイトで、映画関係なくず〜っと寝てるおっちゃんとかホテル代わりかと思うくらいでした。
週末の夜中に1人でチャリで観に行ったことも何度か。
地下鉄が下を通ると振動が伝わってきたのも、今となっては懐かしいです。
なぜか入口が自動ドアのトイレも、違和感あって素敵でした。
メジャーな映画の封切りはあまりなかったと思いますが、お得感ある2本だてや、意外にもカルト系や海外のB級映画などで思わぬ掘り出し物があったりしました。
もう珍しくなった手描き看板とポルノ映画のポスターがビルの存在感を際立たせたこの界隈も、建設中のタワーマンションが似合う街並になっていくんでしょうか。
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