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2013/01/28

こんなに寒い冬の夜に

先週の金曜日の夜、今年になって初めて関電本店前に行ってみました。
この日は1日中強い風が吹いて本当に寒い冬の日だったのですが、もう暗くなった空の下、たくさんとはいえない人たちが集まってきていました。

反原発を訴えてこんな寒い冬の夜にも立ち続ける人たちがいることを知っている人はそう多くはないんだろうな。
あまりに冷たい風に、ほんまに行ってみただけの私が何か言える立場ではないですが、自分たちがコントロールできない恐ろしいものをいつまでも手放さないでいる道理はないと思っています。

2013/01/16

与次郎組みの家見学

いつもお世話になっている奈良の梅田工務店さんの竣工現場の見学にお邪魔しました。
毎度素晴らしいこだわりの意匠に施工の技術でまいります。


少し強めのむくりのある屋根に、私も好きな深くて低い軒の庇。
ポーチの土間は搔き落としでやわらかい印象です。
建物の奥の方は2階建てなのですが、正面からは平屋建てに見えるのがポイントです。


エアコンの室外機の目隠しも凝った仕事をされてます。
コーナーは丸みをもたせた下地材も大工さんの加工なのです。


玄関に入ると大工さんの正月飾り。
墨壷、指矩などをこういう風に飾るって、恥ずかしながら初めて知った次第です。


この下足入れの天板や上框の仕上げも私の好きな名栗で、大工さんの手によりやさしい表情です。


廊下天井の吹き寄せの竿は最小サイズのダウンライトに合わせた幅ですが、梅田さんはそれでももっと狭くしたかったそう。
廊下の幅が広めにとってあったためか、私は全然気にならなかったけどなぁ。
それより、8帖のお座敷の天井の竿と床の間・書院の天井の竿のサイズが同じだったことの方が・・・


建て替え前のお宅で使われていたこの簾戸をまた使いたい、とのことから内法高さが決まりました。
5尺8寸という、現代ではかなり低い高さです。

ここで写っているのがこの現場の若き棟梁、なんと24歳です!
梅田さんの厳し〜い指導に鍛えられた山形出身の大工さんです。
技はもちろん知識も私が足下にも及ばないほど。


リビング上部には、外観からは想像できなかったダイナミックな与次郎組みの空間がひろがっています。
ここまで大きな断面の梁がいるの?と思ったら、やっぱり意匠でってことでした。
梅田さんのこだわりはまだまだ続きます。


お座敷の欄間は中部大和盆地から眺めたそれぞれの方角の山並みを木で表現したもの。


階段の手すりは弧を描き、こんな繰り抜きも・・・
職人さんよくやったなぁと思います。


写真ではわかりにくいですが、2階廊下の手すりも足下から天端にかけて絞られた台形のような断面(曲面)なのです。

私は知らず知らず「梅田さん、やり過ぎ〜」と言ってたようですが、ほんまこれ以外にも凝った箇所がたくさんあって、見て説明を聞くのにもう時間切れになってしまいました。
あとは住まい手さんの色が加わってどんなお住まいになるのか、見てみたいです。

2013/01/11

今宮戎福飴売り

えべっさんの福飴売りのボランティアで、今宮戎神社へ行きました。
平日の午前中でも、去年の笹を持った人が続々やってきて新しい笹を持って帰ります。


大きくて高い熊手やざる形のものを買ってる方はきっと商売繁盛で儲かってるんやなーと羨望のまなざし。


私たちが売っていた福飴は200円・300円と細々としたものでしたが、えべっさん3日目ともなると売り切れ商品も出てきました!


福娘たち、かわいい。


♪〜商売繁盛で笹持ってこい〜♪のお囃子を聴くとテンション上がります。


島根ではえべっさんってなかったように思いますが、関西ではとても盛んですね。
勤めていた頃は会社で行ってたし、えべっさんの笹を飾ってる飲食店もたくさん。
みんなの商売がうまくいきますように。

2013/01/09

天六シネ5ビル

天神橋筋六丁目駅からすぐの天六シネ5ビルの解体が始まったのに気がつきました。
閉館してからしばらくたっていましたが、いざ解体となるとさみしくなる実感ありますね。

古ぼけたビルに普通の映画館が3つと成人映画の映画館が2つが入っていて、学生の頃から、そして中津に引っ越してからは何度となく行きました。
といってもお金を払って入ったのは数えるほどで、ほとんどは新聞屋さんにもらう招待券で行ってまして、そういうお客さんは私以外にも多かったと思います。
新聞の景品が厳しくなって、映画のチケットも廃止になって、たぶんそのあおりを受けての閉館ではないかと思っています。

だっていつ行ってもガラガラ。
満席を見たのは「ラストサムライ」とかくらいじゃないでしょうか。
でも今どき入れ替えなしの連日オールナイトで、映画関係なくず〜っと寝てるおっちゃんとかホテル代わりかと思うくらいでした。
週末の夜中に1人でチャリで観に行ったことも何度か。
地下鉄が下を通ると振動が伝わってきたのも、今となっては懐かしいです。
なぜか入口が自動ドアのトイレも、違和感あって素敵でした。

メジャーな映画の封切りはあまりなかったと思いますが、お得感ある2本だてや、意外にもカルト系や海外のB級映画などで思わぬ掘り出し物があったりしました。

もう珍しくなった手描き看板とポルノ映画のポスターがビルの存在感を際立たせたこの界隈も、建設中のタワーマンションが似合う街並になっていくんでしょうか。


2013/01/08

カレンダー

毎年カレンダーをつくっています。
気がつけばかれこれ15年も続いていました。



ずっと友人たちとの合作だったのですが、去年初めて1人でつくってみてもう大変。
そして今年もみんな忙しくて集まらず、1人でもやろうと思っていましたが実はまだできてません・・・
もう1月に入って1週間たったのに。

4月始まりカレンダーにしちゃえ、と悪魔がささやいたのですが、毎年カレンダーを待ってくれてる希有な友だちが年末に「来年のカレンダーは?」と電話をくれたおかげで「少し遅れるけどいい?」と自分を追い込むことにしました。

とはいえ今のところできてるのは3分の1ほど。
私はもともとクリエイティブな人間ではないのであと8ヶ月分もどうやってつくろうと気持ちだけあせっています。


2013/01/07

換気2題

やっと寒さが少しだけましになりましたが、先週はほんま寒かったですよね。
わが家は築40年くらいのマンションで、無断熱でサッシからは隙間風が入ります。
景色を優先したためリビングが北向きなのですが、普段は小さいストーブ(灯油を入れるやつ)1つでけっこうやっていけてます。
でも、先週はさすがに寒かった!
特にソファーの窓際は冷え冷えとしててオットと譲り合いです。
頭の中では外壁部分に断熱材を入れて壁をふかして木製の内窓をつける計画がずっと前からあるのですが、一向に実現しない・・・
次の冬までにはなんとかしようと、ここで宣言して自分を追い込むことにします。


そのストーブ、本当だったらちゃんと換気しないとダメですが、うちは隙間風が24時間換気以上の効果があるので窓を開けたりしなくても快適に過ごせてます。
最近は『隙間風』の意味がわからない若い人がいるそうですが、私がおしえてあげたいです。


先日スウェーデンのお宅に泊めてもらったときのこと、朝起きると「ゆうべAyaは部屋の扉を閉めて寝てたけど大丈夫?」と言われ「なんのこと?」と思ったのですが、向こうの人は換気のため扉を開けたまま寝て、扉を閉めたまま一晩過ごすと空気が悪くて頭が痛くなるそうです。
私たちの感覚では、部屋ごとに暖房するので特に冬は扉を閉めて寝ると思うのですが、スウェーデンでは家中ずっと暖房が効いてるので扉を閉めておく必要がないのです。
とはいえ、自分の寝姿を見られるわけじゃなくても扉を開けたまま寝るのはちょっと抵抗あるなーと思って、2日目からは扉を5cmだけ開けて寝ました。

2013/01/04

同窓会

あけましておめでとうございます。
みなさまには佳き1年を送られますよう、そして今年もよろしくお願いいたします。

さて私たち夫婦は大晦日から元日の朝までは尼崎のオットの実家で過ごし、三が日は松江の私の実家に帰るのが恒例となっています。

今年はなんと卒業以来初めての小学校の同窓会があるということで、ワクワクドキドキの帰省でした。
私が同窓会参加中はオットには私の家族と過ごしてもらうというちょっと気の毒な状況でしたが、そういうのがあまり負担ではない人なので安心して出かけてきました。

小学校卒業以来ってほぼ四半世紀ぶりの再会です。
お互いめっちゃ変わっててわからないのはまだしも、声かけるのをためらうような状態だったらどうしようと心配するまでもなく、顔を見ると当時のまま「○○ちゃん」「○○くん」と自然に出てきました〜♪
よかった!
女子は一応『熟女』の領域だけどみんな素敵な感じ、男子は意外な人がイケメンになってたり子どもが2人3人いてもう大きかったり、みんなそれぞれちゃんと大人になってて担任の先生じゃないんだけど感無量。
車社会とはいえあんな田舎で車のセールスが日本一の営業マンがいたり、線が細くておとなしい感じだった女の子が海外でプロダンサーだったり、全員のこれまでの人生を聴いてみたい!と思いました。

それにしても、みんな当時のことをよく覚えてる!
私って忘れっぽい方なんかな、そんなことあったっけということが多かったです。

いい刺激を受けて、なんか元気になれたお正月でした。