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2012/11/20

バルトの国とスウェーデンの旅−3(ルンダーレ宮殿)

リーガから少し離れたところにあり『バルトのヴェルサイユ』ともいわれるルンダーレ宮殿へ。
バウスカという町で乗り換えますが、バスで2時間ほどなのでリーガから日帰りです。

バルトの国での足はほとんどバスです。
鉄道はないこともないのですが、どこへ行くにもバスの方が断然本数が多く便利です。
バスターミナルの切符売場で切符を買ってもいいし、バスの運転手に直接お金を払って乗ってもいいのですが、切符売場で買った場合は座席番号が書いてあるレシートをくれるのにバスの運転手に払った人は好きなところに座るので、結局システムがよくわかりませんでした。

それから、バルトの国の人のマナーの意識は私たちのとはだいぶ違うようです。
バスの中では、少年たちがふざけて騒いでいてもみんな平気なようだし、携帯電話で大声で長話する人も多い。
イヤホンで音楽を聴く人の音量もかなり漏れてるし、音に関して寛容なのかなぁと思います。
それに、バスが満席に近くなっても自分の荷物を座席に置いたまま、言われるまで自分の膝に載せたりはしないようでした。

さてルンダーレ宮殿ですが、なんでこんなところに宮殿が、というような何もない場所に突如としてあります。



庭園は素晴らしいみたいだけど、それ以外の外構はいたって質素、というより何もしてない。


窓も一部はダミーだったりして。



でも、内部は本当にゴージャス!





これがこの宮殿の主人の寝室で、庭園はこの部屋から観るためだけに造られたようなものでした。



浴室だったかに貼られたタイルに描かれているのは宗教画っぽいのですが、顔の表情がなんかテキトーでおもしろい。



大公の奥様の寝室には隠し扉の奥にこんなトイレが。




こんなん、私だったらよう落ち着いて用を足すことできませんわ。

実は、ガイドブックには貴族の衣装を借りて記念撮影ができると書いてあったので密かにコスプレを楽しみにして行ったのですが、現地のスタッフの人に予約しないとダメと言われて撃沈でした。

こんなに素晴らしい建築なのですが、ほんの40年前くらいまでは地元の小学校の実験室などに使われていたという、びっくりな状態だったようです。


それをここまでよく修復したなぁと感心します。

各部屋にあった陶器の大きな物体は、なんとヒーター。
背後に薪をくべて火を燃やすようになっていて、当時から冬の寒さ対策は重要だったことがうかがえます。


久々に街を離れ、田舎の景色を見てリフレッシュしました。








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