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2012/09/10

金曜日の動き

大阪・中之島の国立国際美術館は、通常17:00で閉館ですが、金曜日は19:00まで開館しています。
そこで、夕方出かけていって、現在開催されている『リアル・ジャパネスク』展と『〈私〉の解体へ』展とを観てきました。
『リアル・ジャパネスク』の方は世界で評価されている日本の現代美術ということで、私より若い作家さんがたくさん紹介されていました。
はっきり言って、私にはどういうふうに評価されているのかよくわからないのが大半でしたが、それでも世界で評価されてるってすごいもんだ、と感心です。
なんだかすっかり普通のオバチャンの感想ですね~。

それから、美術館のほぼ向かいにある関西電力本店前へ。
毎週金曜日の18:00~19:30は東京の官邸前のように、原発反対の人たちが集まって声をあげています。
官邸前ほどの人数はとてもありませんが、2000人ほどが毎週集まっているようです。
私はこれが5回目くらいでしょうか。
私はそれほど熱心な人間ではありませんが、原発が要るか要らないかと言われれば、「絶対に要らない」と思っています。
ただ、そうするにはどうするのかと言われるとはっきりした答えはありません。
でも電気について、今までの状態は「十分あるからどんどん使え」という感じだったと思うのです。
去年から『節電』という「必要なだけ使う」状態になってきて、この夏も原発再稼働なしに乗り切れたんじゃないかということが言われています。
政府や電力会社の「電気が足りなくなるから」という脅しにも似た理由で大飯原発が再稼動されたわけですが、実際どうだったのでしょうか。
原発に携わる方々の仕事を奪うことになったり、電気が止まると命にかかわる医療関係の解決や核のゴミ処理問題など、簡単に原発すべてを止めることはできないですが、私たちはいつか核に頼ることのない生活を手に入れたいという気持ちを持っていることを示す場として、この金曜日の夜はあるのかな、と思っています。
自分でコントロールできず、最後まで責任を持てない危険なものを、いつまでも手元に置いとけないですよね。

そういえば、美術館は半袖では寒いほど冷房が効いていました。
念のために持って行ったカーディガンが役に立つのもむなしい。
監視スタッフの方たちも、ちゃんとジャケットはおっているのにひざ掛けも使っていました。
こんな無駄なこと、いつまで続けるんでしょうねぇ。

この日は、美術館と関電前合わせて3時間半ほど立ちっぱなしで、かなり腰にキタのがちょっと残念な感じ・・・。

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