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2013/05/30

東京の反原発デモの現場

先日東京で用事があったのは虎ノ門のあたりで、金曜日の17時に予定が終わってメトロに乗ろうと国会議事堂前駅に行くと、何やら警戒態勢の様子・・・
「あ、毎週金曜日の官邸前デモってここなんだ」と気づき、まだ人が集まる前だったのですがスタンバイされてる方もいて何時から始まるのか聞いてみました。


そしたら報道の方だったようで、逆にいろいろ聞かれてもしかしたら私のコメントを紙面に載せるかも、ということでした。


ここがあのデモの現場か〜と思いつつ、次の予定があって18時の開始まで待てなかったのが残念です。
関西電力前では細々と続いてるといった状況だと思いますが、東京では少なくなったとはいえ大阪の何倍もの規模で人々が集まっている様子でした。


お経をあげていたお坊さん方は、あちこち訪ねて反原発を訴えて行脚されているそうでした。

* * *

話を聞かれた某新聞はたまたま実家でとっていたので後日聞いてみると、翌土曜日の紙面に私のコメントがあったみたいです。

2013/05/29

東京・美術館めぐり

珍しく東京で用事があり、2泊3日の1人旅です。
夜はそれぞれ大学時代の同級生や幼馴染の家に泊めてもらって、美味しいごはんをごちそうになりました。
用事の合間を縫って、怒濤の美術館めぐりプラスアルファでくったくたになりました。

◆東京駅


最近リニューアルされたんですよね。
元を知らないのでなんともいえませんが。


 テレビで紹介していましたが、この内装もオリジナルを再現するのにそうとうな調査と手間がかかったようです。


上の写真は東京駅のすぐ前の郵便局。
これも話題になってましたが、もとの建物の上に高層ビルをのっける形。
これはもとの建物の外観はそのまま残されたようですが、大阪駅前の中央郵便局はもとの建物のほんの一部だけ残すような形になってしまいました。
歴史的な建物といえど、そんなさみしい扱いです。

◆東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

少し前に新しいロゴがデザインされた東京国立近代美術館。
平日の朝いちばん、入場料がけっこうするのにたくさんの人が訪れています。
フランシス・ベーコンてそんなに人気あったんだ、もしくはさすがトーキョーなのか。
わりと最近まで生きていた作家さんで、あまり知らなかったけど興味深い人物です。

美術館の前には『夏の家』が展示されていました。



お昼時になると近くで働いているっぽい方がここでランチしていたのがおもしろかったです。
この3つの夏の家は今後宮城県石巻市に移設されて利用されるとのことで、ちょっとうらやましいなぁ。

◆日本民藝館



『民藝』という言葉をつくった柳宗悦が細部まで設計したという建物です。
築80年近くたっていて、いい具合になっています。



やっぱり階段が素敵。



上框も。


タイミングがよければこの旧柳宗悦邸も入れるとのことで、次回チャレンジしたいです。

◆練馬区立美術館『牧野邦夫―写実の精髄―展』

今回いちばん行きたかった展覧会です。
まったく名前を知らなかった画家ですが、少し前のテレビ番組でこの人の絵を1枚紹介していてすごく気になっていたのです。
流派に属さず孤高の存在。
高度な写実の技術でグロテスクなファンタジーともいえる世界を創っていました。
言い方は悪いかもしれませんが、現代では「病んでる」と表現されてたかも、と思いました。

◆自由学園明日館

フランク・ロイド・ライトの設計です。
池袋という大きな街からすぐの場所に意外なほど静かな住宅街の中にありました。
着いたときにはもう閉館間近だったので、残念でしたが外観だけ。






こんな場所で勉強できた子どもは幸せですね。
建物もいいですが、自由学園という教育にもすごく興味があります。


近くの住宅で、角を曲がったときに目に入った感じがとてもよかったのですが、うまく写真で表現できてないのが残念。


これも自由学園のご近所で、古そうな2階建ては店舗になっていました。

◆森美術館『LOVE展』

「アートにみる愛のかたち」ということで、古今東西の作品が集められていて楽しかったです。
シャガールや草間彌生はいいとして、初音ミクは私には???です。
こんな大きなテーマでどういう展示なんだろうという好奇心で行ったのですが、解説も親切でいろんなジャンルが楽しめていい企画だと思いました。
ただ、いくつもあった映像作品も全部堪能するには2時間やそこらじゃ全然時間が足りません!!!

2013/05/21

はじまりの日 2013

第3回目となる東日本大震災チャリティーイベントです。
私は去年から2回目の参加。

大阪・谷町の銅座公園界隈の飲食店さんが中心となって、震災後に何かしたいといてもたってもいられなくて始まりました。
個人でできることは限られているけれど、みんなが集まるとけっこうな力になるんです。
1回目は70万円余、2回目は80万円以上をあしなが育英会に寄付することができました。

震災から2年以上が経ち、みんなもふだんは被災地のことを思い出すことが減ってきているのではということで、今回は寄付金はもちろんこれまでにも増して想いを寄せることを大事にしようということになりました。


当日の朝、会場設営隊が公園の真ん中に紙管タワーをつくり・・・


会場全体にひもを張り巡らせて、みんなつながってるよと表現。


メッセージなどがつるされています。


私たち建築仲間のグループは、あまりなじみのない東北地方の地図をみんなで作ろうというワークショップや、


東北物産販売などをしました。
私自身は手作りの布小物と焼き菓子をこっそり出してます。

お昼過ぎまではいいお天気で、東北のビールや冷やしたワンカップがじゃんじゃん売れて、その場で焼く宮城産のいかの一夜干しも匂いに誘われて大人気でした。
私たちもほかのブースをのぞきに行く間もないほどで、気がつくとほかの屋台も売り切れ続出、お昼ごはんを食べそびれました。

その後残念ながら雨が降り出して、終了時間を1時間前倒しとなってしまいましたが、たくさんの人に来ていただいて盛況だったのは間違いなしです。
今回は避難されている方たちに金券をお渡しして来てもらったので、ときどきお国なまりが聞こえてきて、聞いてみるとやっぱり〜みたいな出会いもありました。

なんだかんだ自分たちがすごく楽しんだイベントです。
主催してくれ、ずっと準備してくれてたメンバーたちに感謝です。

2013/05/09

手摺子のデザイン

京都には古い建物を活かしたお店がたくさんありますね。

先日ふらっと入った建物の階段(特に手摺子)が気に入ったので、メモ代わりに・・・






アール・デコっぽいけど、柱の上の盛り上がりがちょっと不思議。
直線と曲線のバランスが独特な気がします。
ちなみに写真には撮りそびれましたが、上げ裏も板張りでいい感じでした。

こういう木製のも好きだし、昔の小学校の階段によくあったような人研ぎ(人造大理石研ぎ出し)の手摺も好きです。

高槻ジャズストリート

もうほとんどうちのゴールデンウィーク恒例のお出かけとなっている高槻ジャズストリートは今年15回目の開催だそうです。
私は10年近く行ってるかな。
とはいえマニアックなジャズファンではなく、単にお祭り好きというわけです。

このイベントの素晴らしいところは、老若男女の多くのボランティアに支えられて阪急とJRの駅周辺のあちこちでプロの演奏も含めすべて無料でジャズを楽しめる、ジャズを知らなくても全然オッケーなところです。
もちろん飲食店内でのライブを観るときにはお金を払って飲んだり食べたりがマナーだと思いますし、気に入った演奏にはチップをわたすのもいい気分です。


まずいちばんに行くのがこの野外ステージです。
屋台もいろいろあって手ぶらで行っても大丈夫ですが、今回は天気もよくてピクニックがてらお弁当を持って行ってお昼にしました。


といってもうちにあったもので朝ささっと詰めたお弁当、しかも一緒に行ったEちゃんと卵焼きがかぶってしまった・・・

アートマーケットやフリーマーケットを物色したり、いろんな会場をまわって飲んだりしながらかっこいい演奏を聴きました。


締めはこれも毎年恒例のJKカフェというお店の2階のふかふかソファでくたくたになった脚を休めながら、混み合った店内でのライブを聴きます。


ジャズストリートはまだまだ大人の時間まで続きますが、私たちはそうして18:00くらいにはさくっと帰るのが常となっております。

このイベントはみんなでつくってる感が満載なところが好きなんですよね〜♪
15年も続いているという実力もあるし、でもイベント会社が関わったようなスマートさがないところも素敵です。

私が続けてる毎年のカレンダー作りもたぶん15年くらいたつと思うんだけど、なかなか満足いくようにはならないもんですね。