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2012/02/27

ギャラリーはしご

新聞記事で見かけた小さな展覧会2つをはしごしてきました。

1つ目は、堂島リバーフォーラムでの『透明な画才 進化する4つの個性』展です。
障がいのある方々の現代アート作品で、アール・ブリュット(生の芸術)と呼ばれているもので、以前から私は興味を持っていました。
私がギャラリーに行った日はちょうどギャラリートークやライブペインティングが催されていてたくさんの人で賑わっていました。
どの作品も本当に素晴らしくて個性的で、画商さんがついている方もおられます。
私も手に入れたいような作品が数点ありました。
そして、ライブで描かれるところを観られたのがとてもよかった!
このところ音符にはまっているという方が、鼻歌で機嫌よさそうにでもすごい集中力で繊細な絵を描かれていました。
私はたまたまこの展覧会の小さな記事を見かけたのでよかったのですが、もっと告知をしてもらえたらと思いました。
会場の堂島リバーフォーラムのホームページにさえこの展覧会の案内がありませんでした。
せっかくのこの作品が、もっと人の目に触れるように。

その後、四ツ橋に移動してdddギャラリーの『奥村昭夫と仕事』展へ。
奥村氏はグラフィックデザイナーで、その名前は知らなくともグリコのマークや近鉄百貨店の包装紙や牛乳石鹸!のパッケージデザインなど、その仕事のいくつかは誰でも必ず目にしたことがあるはずです。
会場にはそのご本人がいて、有料ですが希望すれば名刺やポスターのデザインをその場でしてくれるという、ちょっとコーフン的な企画となっていました。
私は自分の名刺をつくってもらおうか散々考えましたがへたれ過ぎて依頼するに至らず。
牛乳石鹸の箱のデザイナーに名刺をつくってもらったといえばかなりの自慢になったと思うのですが・・・。
代わりに赤の他人の名刺をつくる場面を見させていただきました。
その方と軽くおしゃべりしながらすぐにアイデアは浮かぶようで、下書きもなしにパソコンに向かうとちゃんちゃんちゃんっとその人の名前の一文字と顔の特徴をミックスさせたデザインのロゴができてしまいました。
さすが、百戦錬磨やなぁというしかありません。

久々に特に予定もなくそんなエリアに行ったので、珍しく街歩きしました。
立花通りのお店を冷やかして、最後にD&DEPARTMENTへ。
すごいなと思うのは、このお店に置いてあると今までごく普通に身の回りにあった何気ないものが実はとてもよくデザインされたものであることに気づくこと。
そして、そうしたものに囲まれて過ごす生活は穏やかで安心感があるように思います。

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