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2016/01/10

明治時代の長屋改修オープンハウス

大阪・福島の設計事務所MSDの改修事例の見学に行ってきました。
新年ということもあって、完成お披露目会という華やかな雰囲気。

入り組んだ路地に面した明治時代の長屋をMSDの事務所とシェアオフィス用のスペースに改修されています。
たくさんの来客がいらっしゃったのであまり写真も撮れず、特に参考にしたい部分だけ紹介させていただきます。


トイレの壁仕上は漆塗り。
漆は水に強いという特性があるので、意匠上も機能的にも適っているのです。


0.75間ほどの間口に小便器と大便器を納めています。
小便器はかなりスペースの余裕がないと設置できないと思いがちですが、これだけのスペースにも案外無理なくいけるんだと目から鱗です。
漆塗りの板壁に白い陶器が映えます。


この日はバーカウンターと化していたこれも漆塗りの天板カウンター。
とてもいい具合の赤と朱のあいだの色でした。
用途は確認しそびれましたが、存在感あります。
そしてバーテンダー(MSDスタッフですが、ハマり過ぎ)の背後の壁はキッチンパネルを貼ってあって、スクリーン代わりにプロジェクターを投影できるようになっています。
ホワイトボードマーカーが使えるといいですね。
ホーローパネルならマグネットも使えるでしょうね。
このカウンターの手前は打ち合わせなどに使える大きなテーブルがあり、この空間はいろんな可能性がありそうです。

仕上面だけ紹介しましたが、構造的にももちろんきちんとした改修を加えられています。

2015/12/20

喪中はがき

今年6月に父が亡くなりました。

年賀状を出すのももらうのも大好きなわたしはこれまで祖父母が亡くなったときにも喪中はがきは出さなかったのですが、さすがに実父の場合それはちょっと・・・ということで、初めての喪中はがきです。

喪中はがきといえば、名前や亡くなった日付、年齢等以外はほとんど同じ文面。
わたしはそれではおもしろくないので、わたしの個人的なつながりの人には父がどういう人間だったかを表現した文面にしました。
(それほど親しくない人や仕事関係の相手、夫の親族などには、ごく一般的なものを別につくりましたが。)

かなり考えて出したつもりだったんですが、それをみて反応があったのは送った約70人の中でたった一人でした。
ちょっとさみしい気もしましたが、よく考えるとリアクションしにくいだろうなー。
そしてわたし自身、かつてそういった思い入れたっぷりの喪中はがきを受け取ったときに強い印象を受けたのにその人にそのことを伝えずじまいだったことを思い出しました。

そんなもんだ、ってことですね。

2015/11/23

香りの洗剤

気がつけば、前回の投稿から1年が経っていました。
さぼり過ぎですが、1年がほんとあっという間でビックリ!

さて、先日いつも使っている洗濯用の洗剤をきらしてしまって、以前もらったままの洗剤を使ってみました。


これが少し前から話題になってる香りの強い洗剤か〜。
『すすぎが2回の洗濯機のコースは1回にするとさらに香りの効果が高まります』的なことが書かれていますが、すすぎは2回のままでも十分、というか十分以上。
とくに気になったのが、こどもの食事用のエプロンにしてるおしぼりタオルに強い香りがついてしまって食事の邪魔にならないか心配になるほどです。
自分のパジャマも同じ香りで、寝ている間中この香りを嗅ぐのかと思うとちょっと・・・。

それでも、ドラッグストアなどであれだけの洗剤や柔軟剤の種類をみると、人気があるんでしょうね。
香りに馴れてどんどんエスカレートして、そのすごい香りの洗濯物を干してご近所に迷惑になってるという話があるとかないとか。

わたしもこの香りに耐えきれずもとの洗剤に戻すのが先か、この香りに馴れるのがはやいか、どっちでしょうか。

2014/11/16

大好きな世界

半月ほど前の秋晴れの日曜日に、学生の頃の同級生たちと当時「絵画実習」を教えにきていた画家の先生のお宅にお邪魔しました。
あれからもう20年以上にもなりますが、いまだにわたしたちと仲良くしていただいて、お2人とも芸術家のご夫婦はわたしの理想の夫婦の3本の指に入ります。


古墳を囲む池を前にしたお家は友人の設計。
玄関を入る前に、こんな素敵なセッティングが目に飛び込んできました。




大人とこども合わせて20人以上が集まるということで、室内とデッキを繋いでそれぞれが好きな場所で過ごせるようにという心遣いです。

そして今回は料理を持ち寄るということで、ごちそうビュッフェになりました。


人数が多いのでどの料理を誰がっていうのが全員にわかりにくいだろうと、「名前・料理・おすすめポイント」を書きこむカードが用意してあって、今度うちで持ち寄りパーティーするとき真似しようっと決めました☆


お昼過ぎにスタートして、暗くなってからやっとデザートにたどり着くという、もちろんおしゃべりに忙しかったからですが、ちゃんと全種類プラスアルファ食べたのでその夜は夕食の入る余地のないおなかになりました。





このご夫婦のホスピタリティと趣味の良さ、食べることや暮らすこと全体に対する丁寧さ、どれをとってもわたしの大好きな世界です。
こうやって近くに憧れのような存在があり、時々環に入れてもらうことで自分が肯定されるような嬉しさを感じます。

2014/09/28

鎌倉のたてもの

今回鎌倉で観たたてもの。

1・鎌倉文学館

少し前のTVドラマ『カラマーゾフの兄弟』で舞台となるお屋敷の外観として使われていたので、前から気になっていたたてものです。
インテリアもと思っていたのですが内部はセットだったとのことで、実際の文学館の中はドラマとは全然違う雰囲気でちょっと残念。
でも、門から玄関までの長いアプローチはもちろんそのまんまで、つい記念撮影してしまいました!


車寄せのある玄関。
元は伯爵家の別荘でした。


ハーフティンバーと切妻屋根、深い軒など、和洋が混在する独特なデザインの外観。




お屋敷からの見返しがこの眺め!
湘南の海がけっこう近いのです。


2・鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸)

明治期の貴重な住宅建築が子ども会館として使用されているという、なんとも贅沢なまちです。
行ったのがちょうど閉館日の日曜で、中に入れなかったのがほんとうに残念。

アールを描くバルコニーの華奢な手摺が大好物かも♡
1階はドリス式オーダー、2階はイオニア式オーダーが用いられているという円柱(遠い昔そんな単語を習ったなぁ)。


住宅街にひっそりと佇む様子。
でも、平日は子どもたちの賑やかな声が聞こえてくるんでしょうか。


3・神奈川県立近代美術館(鎌倉館)

坂倉準三設計の名建築。
蓮池に浮かぶように建てられているガラス・鉄骨・白壁のコントラストが素晴らしいです。



ただ、鶴岡八幡宮 内というロケーションで、周囲の古い建築が数百年の歳月を経てますます美しく見えるのに対し、鉄骨から流れ出る錆の跡やパネルジョイント部の汚れなど、近代建築は時を経てどうなんだ、と考えさせられます。