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2021/01/10

『選択的』夫婦別姓のススメ

下記は年末にSNSに投稿したものです。 


夫婦で通ってる歯医者さんからクリスマスカードが届きました。
宛名には夫の名前だけ。
なんで?わたしの方が通院歴長いのに?
家族で1枚送るなら、せめて連名じゃないの?
これって夫婦同姓だから起こることじゃない?
日常的には浜田でいってるけど、便宜上法律婚して戸籍では夫の姓だから、わたしも健康保険証は夫と同じ姓で書かれてる、その結果起きたことだと思う。
結婚して同姓になると、妻の方はいないことのようになったり夫の付属物みたいになったりすること少なからずありませんか?
もし、家族でも別姓だったら1人の人として認識されるんじゃないかな。
小さなことかもしれないけどわたしには大きな違和を感じるできごと、夫に言っても我が身に降りかからない人が存在を蔑ろにされるこの理不尽を共有するのは難しい。
もちろんすべての妻たちがそういう引っ掛かりを感じるわけじゃないし、現状でいい、現状がいい人たちもいて、そんな人たちにもわたしみたいにこれイヤ!な人にも、どっちもが好きな方を選べるのが『選択的』夫婦別姓なんだけど、なんでさっさと採択されないんだろう。
むしろ最近の議論では話が後退していってるそうで、がっかりどころではないです。


これを受けてコメントしてくれた2人も選択的夫婦別姓を待ち望んでいたようで、お1人は結婚してもこどもができるまでは届けを出さず、出すときには人生でいちばん真面目なジャンケンでどちらの姓にするか決めたそう。
もう1人は選択的夫婦別姓の制度を待っていたけれどなかなか実現しないので痺れを切らして結婚したとのことでした。

2015年の最高裁での判決で「旧姓の通称使用も広まっており、同姓の強制は違憲ではない」とされたんだけど、「名前ほど大きな根本的アイデンティティの問題が根底で偽られる感覚がわからないのか」と前出の人がうまく言葉にしてくれて、まさにわたしの思いもそのとおり!
夫の姓のわたしの名前は自分じゃないみたいだし、通称もいろいろと不便が多い。
というか、自分の名前を「旧」とか「通称」と呼ぶこと自体に納得してない感じ。


先日、こども関係の申請手続きで区役所へ行ってきました。
申請者欄にわたしの名前(戸籍上の)を書いたものを出すと、担当者に「保護者の名前を書いてください」
わたし「わたしも保護者ですけど」
もちろん夫婦どちらもこどもの保護者ですが、わたしは自分が筆頭である自信を持って書いてるんです。
申請者はわたしで問題なかったんだけど、担当者は再度夫の名前でなくて良いか確認してきて、どんだけ失礼なん!とマスクの下で憤慨してました。

それから、何の気なしにわたしの名前を通称で書いても問題ないか聞くと、住民票に旧姓が併記されていれば確認できるのでオッケーとのこと。
それは知らなかった。
さっそく住民票の窓口に聞きに行くと、旧姓併記可、ただし旧姓の確認のためわたしの戸籍謄本か抄本をとって提出しないといけない。
え?それってそっちで確認できないの?
区役所内で済む話、もしくはマイナンバーとかなんのためにあるの?と思ったけれど、それは個人情報を勝手に担当者が取りにいくわけにいかないそうです。
それはしょうがないとして、そんな手間ひまをなぜ被らなければならないのか。

姓が変わらなかった夫は何もモヤモヤすることもなく、改姓の手続きも通称使用に係る手続きも一切必要なく、フェアじゃない〜。
やっぱり、同姓で遺憾ない人もいるわけだから、どちらも選べる『選択的』夫婦別姓は必要だという結論に至るのです。

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