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2021/01/12

73-HOUSE内覧会

 荻田建築事務所さんの新築住宅見学会に行ってきました。

(行ったのは去年10月末でしたが、ぐずぐずしてるうちにすぐ数か月経過!)

ご自宅ということもあって、間取りはスタンダードではないものの、あちこちのディテールや仕上げなど、自分でも取り入れたいものがいっぱいあって、すごく勉強になりました!

こども2人連れで行ったけど、2歳の人は体操教室の後だったおかげでガレージに置かせてもらったバギーでずっと眠っててくれ、小3の人は荻田家の3歳のホストとずっと遊んでたので、久々にゆっくりと見学させてもらいました(通常見学会に連れていくと、いらんことしないか、どこか触って傷つけやしないか、安心して見て回れないので)。

写真もたくさん撮らせてもらったけれど、とくに気になった/気に入った部分を順不同であげていこうと思います。(写真のあとに、その写真についてのコメントです。)


玄関脇の靴収納コーナー。間口が半間ほどで良いんだ、と気付く。




玄関から続く廊下(土足じゃないけど土間のイメージ)から1段上がった居室の床に階段の1段目を揃え、なぐりの仕上げが気持ちいいし、こどもがここに腰掛けて遊んだりできる。


階段の壁手すりに設けられたカウンター。階段越しに視線が広がる。



大工・㐂三郎さんオリジナルデザインの階段手すり。
ごつくならないように、そして丁寧に仕上げられている。


寝室とウォークインクロゼットは1室を家具で仕切り、回遊できるようになっている。
ウォークインクロゼットの空気が家具の上部の空きも含め循環するのが良い。


上の家具の反対側はウォークインクロゼット仕様。


寝室の一部天井が下がっている部分は、上階のバルコニー(だったと思う)。構造的に段差がついてしまうのを、素敵に意匠に変換している。


ダイニング上部には、大工さんの洒落っ気で3人家族を模した3種の木のちぎりが見える。


配管のためだと思うけれど、壁が途中までふかしてある。全面ふかすのではなく途中で止めることで、ちょっとした棚ができて小物が置けるのはありがたい。気をつけないとなんでも置いてしまって雑然としてしまうけれど。



障子を引き違いとせず、全開口できるよう引き込むために額縁が壁面に延びてくるものの、下額縁の奥行きを大きくして棚のように見せる(使える?)デザイン。
これはどこかで真似したいなぁ。


リビングの角の開口部の額縁と障子のコーナー納まりが本当に綺麗。


ロフトに上がる梯子も大工さんの造作。
これも何かいい!と思ったはずなんだけど、写真も暗くて思い出せない〜。
もしかして、側板(これもササラ桁っていうんかな)は踏板の幅より小さくても構わないんだ、って目から鱗だったんかな。
なんか、踏板の断面は隠さなくちゃと思い込んでた気がするので。


写真ではわかりにくいけれど、側板の断面は台形なんです〜。こういうのが好き。



洗面台はなんと厚めのベニヤにリノリウムシートを貼って造ってありました。リノリウムシートはトイレの床に貼ったものだけど、面積が小さいから材料が余ったからって。
でも、ローコストでかっこいい洗面台でさすが!




和室の床の間の奥の壁仕上げ何だったかなー。


玄関入ってすぐの手洗いは、このご時世、家族の帰宅時にも来客時にも重宝します。
トイレとの間の壁は、一枚板。


トイレの扉の取手。真鍮のアングルをうまく組み合わせたシンプルなデザイン。


庇は小さめ、外観はわりとシャープ。


和室上部のロフトから見下ろす。ダイニングキッチン、階段、洗面が一望でき、かなりオープンなつくり。


枠なしの建具の戸当り部分に溝を切り、戸先に凸をつけて密封性を上げる、丁寧な造り。



枠ありバージョンのこちらも同じく、そして錠の金物部分はこうなる。


この柱の面取り、何か名前があるのか知らないけど、一本調子でなくふわっふわっとなってるのわかりますか?
設計で指示されたわけではない、大工さんのこのセンスがすごく素敵♡

とまぁこんな感じです。
本当にいろいろよく考えられていて、実際にお住まいになられてからの話も聞いてみたいです。


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