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2020/01/20

『天気の子』

2019年/日本
監督:新海誠

言わずもがなの去年のヒットアニメ。
7月公開からずっとロングラン上映していて、わたしは頂き物のチケットで年末に観てきました。

平日の午前中、観客はまばらで客層もばらばらの中、どれぐらいの期待値で観たらいいんだろうと思ってたけれど、杞憂のようでした。

映像はほんと素晴らしい!
全編雨の中の描写がほとんどで、想像するにアニメーターの人たちは手間暇かかったんじゃないかと思うんだけど、表現がものすごく細やか。
( CGで簡単にできるのかどうかは不明です。)
これはやっぱり世界に誇れる技術であり情緒であると思います。
そして、エンドロールの制作スタッフにはたくさんの外国の名前が連なっていたのがまた感慨深いです。

ストーリーについてはだいぶ前に読んだレビューで、深読みすると現代社会は常に誰かの犠牲の下に成り立っているという内容が謳われているということだったんだけど、たしかにそうなんだよなぁ。
主人公の少年が少女のところに辿り着いて、世界のために犠牲になることはないと連れ出したときの場面の展開には鳥肌が立ちました。
ちょっと泣いちゃいそうだったかも。
表面的には壮大なラブストーリーともいえるけど、それだけではないからこれだけヒットしたんでしょうね。

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