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2011/12/24

師も走る年末です

先日会社の忘年会が行われました。
それに、私が参加している『すまいをトーク』の忘年会だったり友人たちとのクリスマス会も今週終わって、ちょっと一息ついたところです。

そこで今週末から来週にかけては、個人的に年賀状ウィークとなります。
年賀状自体は早々と購入しておいたのですが、やっぱり切羽詰まらないと重い腰は上がらないものですね・・・。
そのデザインをなんとかこの週末でやっつけて、あとは延々宛名書きとひとことメッセージ入れですが、まったくヤル気のない夫の分(数はたいしてないけど)までやる羽目になっているのでついつい夫に対して風当たりがきつくなってしまいます。

ともあれ、なんとか年内に年賀状発送をこなして、気持ちだけ大掃除をして、新年を迎えたいものです。
去年は大雪で帰省できなかった実家にも、今年は無事帰られますように。

そしてみなさんのお正月があたたかいものでありますように。

2011/12/13

『息もできない』

2008年/韓国
監督/製作/脚本/出演:ヤン・イクチュン

韓国映画らしい暴力描写(私の偏見ですが)がけっこうありますが、どこかしらユーモアを感じさせる部分もあって、この監督・脚本から主演までやってのけたヤン・イクチュンという人は今後要チェックだと思います。
顔もけっこう好きな感じ。

借金取り立て屋のヤクザと女子高生という組み合わせがなかなかおもしろいと思ったのですが、2人はそれぞれ孤独な存在でありながらなんとなくウマがあってちょっと変わった交流が始まるのです。そして『二人でいるときだけ、泣けた』。
それぞれ荒んだ家庭環境にあって辛い現状と悲惨な結末があるのですが、周囲の人が意外にいい人ぞろいなのがちょっと違和感ありましたけどー。
それでも、安易なハッピーエンドにしてくれなくってよかったと思います。

ともかく、K-POPや韓流ドラマのような明るい面だけでなく、韓国の暗い部分を表現したこういう映画も韓流ファンの人に観ていただきたいですね。

2011/12/09

『グッバイ、レーニン!』

2003年/ドイツ
監督/脚本:ヴォルフガング・ベッカー

監督さんも俳優さんも知った人はいないけど、数年前にどこかで紹介されていてちょっと気になったままだった作品を観ました。

東ベルリンに住む母子3人。熱心な社会主義信望者である母親が心臓発作で倒れて昏睡状態中にベルリンの壁が崩壊、そして東西統一で一気に資本主義が生活になだれ込んできます。
やがて目覚めた母親がショックを受けないよう、息子のアレックスは悪戦苦闘しながら以前のままの生活をつくり出すのですが・・・。

ベルリンの壁崩壊後ちょうど10年たった頃、私はベルリンに行きました。
東側の地区には廃墟のようになった建物もあったり社会主義時代の雰囲気を残しているようにも思えましたが、人々の生活はすっかり西側のものに馴染んでいるように見えました。
ベルリンは当時ちょうど建設ラッシュで、街全体が工事現場のようで活気がありました。
ベルリンの壁もすっかり観光名所のようで、冷戦時代の哀しい面影もなく、壁崩壊時の興奮もなく、ただそこにありました。
私にはそう見えていましたが、そこに住む当事者たちは本当にすっかり馴染んでいたのでしょうか。
この映画を観て、まずそう思いました。
壁崩壊直後は同じドイツ人同士が当たり前のように行き来でき共に暮らせる喜びに沸いたと思います。
そしてそれまでのお互いの生活の違いに、特に東側の人は驚きつつも、すぐに資本主義の世界を取りこんでいったと思います。
でも、そうはいっても40年以上の断絶はやっぱりなかなか簡単に取り戻せなかったり、東西統一前を懐かしむ人も少なくなかったかもしれません。

映画ではアレックスのがんばりがおかしくも切なくも描かれていて、観終わってほっこりしているのに気付きました。


これっていつか朝鮮半島が南北統一されたときにも起こりうることですよね~。

2011/12/02

『運命じゃない人』

2004年/日本
監督/脚本:内田けんじ

タイトルに見覚えがあったのと、主演俳優の中村靖日(名前なんて読むんだろう)さんはときどきTVドラマでも見かける人だったくらいしか情報がない中で、ちょっとおもしろそうと思って観てみました。
そしたら、いい意味で予想を裏切る展開でおもしろかったです。

お人よしの冴えないサラリーマンを中心に起こったある晩の出来事。
周囲の登場人物は、親友の私立探偵、同棲を解消して行くところのない女、詐欺師の女、やくざの兄貴、と主人公に反してひと癖ありそうでいて憎めないキャラクターばかりで話は進んでいくのですが、その展開のしかたが・・・。

観てのお楽しみです。