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2023/05/20

マツモト建築芸術祭


実は去年初めて開催されたこの芸術祭に行ったのだけど、とうとう投稿しないまま第2回の芸術祭について書くことになってしまいました(それも3か月も経ってだけど)。
それまで行ったことのなかった長野県松本市に「行ってみたい!」と思わせてくれた1回目の芸術祭を知らせるインターネット上の1枚の写真。
2人のこどもたちとの3人旅行で2泊3日、芸術祭会場の松本中心部はこども連れで歩いても十分回れるいいサイズで、何より建物とアートの融合がとても素晴らしく、また次があったら行きたいと思っていたところ、第2回の開催とクラウドファウンディングの情報があり「ぜひ続けてほしい」と少しだけ応援の寄付をしました。

そして無事開催となった今年の第2回マツモト建築芸術祭に、またも母子3人2泊3日で行きました。
↑ 行きの特急電車内で眠ってしまった5歳の人(正座してる)

大人の足でさっさと観て回ったら、1日ないし1泊2日でも大丈夫かと思いますが、せっかくなので2泊。
去年は駅近のビジネスホテル(広いのにリーズナブル)で快適だったけど、今回予約しようとしたら空いてなくて、素敵そうなゲストハウスを予約しました。
他にも魅力的な老舗の宿があったけれど、トイレやお風呂は共同で、大人だけだったらアリだなぁと思いながら却下。
ゲストハウスも風呂・トイレ共同で、結局去年のビジネスホテルにキャンセルが出たので、ゲストハウスの方もこどもたちが大きくなったときにとっておくことにしました。

そして、今回旅行支援で宿泊の割引とクーポンもあり、12000円分ものクーポン使い切れるかなぁと思ってたけど、1日目で3分の2は使ってしまい、ありがたいことでした。

到着して芸術祭1か所目はインフォメーションのある元映画館。


そこで案内をしていた人の「お久しぶりです〜!」という声に目をやると、去年もボランティアスタッフをされていて2度ほどお話しした方でした。
たくさんの人の対応をされる中覚えていてくださったのが、初っ端から嬉しい❣️

それから、宿泊したいなーと思っていた老舗ホテルの喫茶室にランチに行くと、ホールスタッフがまた素敵な人で、こどもの扱いが素晴らしい。
お料理はもちろん美味しかったけど、子連れでいつも落ち着かない食事も満足の時間になりました。

前回少し見づらかったパンフレットの地図が、今回も同じようなフォーマットだったけど、会場設営もされてたスポンサーが見て歩きやすい「建築芸術祭裏さんぽ2023」というサイトを作ってくれてて重宝しました。
この地図と泊まろうとしていたゲストハウスのサイトにあった「松本散策マップ」に大いに助けられました(こっちは主に食事どころ探しに)。

2度目とあって、去年初めて訪れた際の衝撃というか驚きはない分、町のことも少しわかってこどもたちも馴染んだ感じがありました。
正直いうと、芸術祭自体は前回の方が楽しめた気がします。
前回は補助金が潤沢にあったようですが、今回はそれがなくなり、それだからクラウドファウンディングがなくてはならなかったようです。
そのため建築祭自体が若干縮小したのか、自分自身の一種の馴れでそう感じたのかはわかりません。
でも、前回よりも少し行動範囲を広げて楽しめました。

実は、夜5歳の人がホテルから1人で出てしまい警察のお世話になる寸前だったのですが、通りかかった地元の親切なお姉さんが機転を効かせてホテルに連れてきてくれたり、松本の人には本当によくしてもらった思いがあります。

展示会場に詰めているボランティアの人には、若くてお洒落な人も多かったのですが、農家さんが農閑期でけっこうボランティアに参加してるとのことでした。
だから2月なのか!と腑に落ちた気もします。
松本は5月にも大きなクラフトフェア(←いつか行きたい!)があったり、他の季節には訪れる機会も多いかと思いますが、寒い時期は観光客も少ないだろうから、そこを狙ってお客さんを呼び込む戦略でもあるんでしょうね。

冬には冬の良さがあり、松本城のプロジェクションマッピングをはじめ、町のいろんなところでライトアップがあって、夜の散歩も楽しめました。



会場のボランティアさんの話では、この芸術祭に物件探しに来られている人もいるとのこと。
というのは、空き家物件を会場として使われている場所もあって、それがそれまでなんでほっておかれたんだろうと思うような味のあるいい雰囲気のところも多々。
そこを改装して店舗などに使おうと狙っている人がインフラはどうかとか尋ねてくるそうです。
そういう意味でも、街にとって値打ちのある芸術祭になっていると思います。
これからもずっと続いていきますように。

2023/05/15

偏愛に満ちたテレビドラマレビュー

せっかくテレビドラマガイドを書いたので、見終わってそのレビューもやっちゃいます。
ガイドを書いたときはまだドラマが始まって数回のところでしたが、観ていくうちに評価も変わっていくので、暇を持て余してるわけでもないのに、反省会です。


 【ブラッシュアップライフ】(日本テレビ)日曜 22:30
登場する女子たちのトークがとにかく楽しかった。
主人公が淡々と健気に人生を何度も繰り返し、繰り返しすぎて最後どう着地させるんだろうと途中から心配になったけど、さすが脚本バカリズム。
ロスにまでならなかったけど、このドラマは毎回楽しみでした。

【DOC】(NHK総合)日曜 23:00
これがシーズン1だそうで、続くならまた観ようかな。
記憶を失ったエリート医師が人間味があって魅力的。
周りの医者たちもそれぞれ思いや悩みがあって、いい群像ドラマでした。

【ブラックリスト】(テレビ大阪)月曜 0:40
ただいまシーズン3に突入していて、そろそろ追いかけるのが大変になってきてるけど、主役の悪党がまたチャーミングでつい観続けてしまってます。

【女神の教室】(フジテレビ)月曜 21:00
ロースクールの学生たちが成長しながら試験に合格して終わり、ではなく社会に出てから理想と違う現実を突きつけられるところまで描いてたところに好感が持てました。
北川景子が演じる先生みたいに柔らかく家族に接することができれば、と我が身を顧みながら・・・

【罠の戦争】(フジテレビ)月曜 22:00
ザ・草彅くん。

【超人間要塞ヒロシ戦記】(NHK総合)月曜〜木曜 22:45
最後まで見届けられず。

【ダ・カーポしませんか?】(テレビ東京)月曜 23:00
後味は良くないながらも、途中までは面白く毎回観てしまったこのドラマ、オチは残念でした。
デス・ゲームを仕掛けた「会長」というのが実はゲーム参加者の1人だったり、その動機みたいなのがわたしにはピンと来ず不完全燃焼。
武田鉄矢はじめ役者さんはそれぞれハマり役でした。

【星降る夜に】(テレビ朝日)火曜 21:00
ながら見できないのが困りものだったけど、おかげでじっくり観られてよかったと思う、期待以上のドラマでした。
わたし的には、少し前に評価の高かった【サイレント】という同様に聴覚障害のある人と健聴者のラブストーリーよりずっといい。
北村匠海が、耳が聴こえなくてもすごくおしゃべりな愛すべきキャラクターをとても自然に生き生きと演じてさすがというしかない。
ムロツヨシはいつもの感じを封印して、主人公を恨まないと生きていけない人を演じて泣けたし、他の登場人物たちもみんな良かったです。
いつもスマートなおディーン様がドジっ子キャラなのもずるいなー。

【夕暮れに、手をつなぐ】(TBS)火曜 22:00
途中で挫折しました。

【リバーサルオーケストラ】(日本テレビ)水曜 22:00
音楽を奏でる楽しさが溢れていて、観ていて思わずわたしも大人の音楽教室の扉をたたいてしまいました。

【インフォーマ】(フジテレビ)金曜 0:25
桐谷健太が裏社会の情報屋を生き生きと演じて、いい人をやるよりハマってると思います。
他の俳優さんたちもぴったりでした。
続編希望。

【ヒヤマケンタロウの妊娠】(テレビ東京)金曜 0:30
保守的なおじさんたちが観たらいいと思ったドラマ。
男性も妊娠するという世界、ありえたら面白いですね。

【今夜すきやきだよ】(テレビ東京)土曜 0:10
これ全然期待せずに観たら、とっても良かったです。
美味しそうなお家ごはんを背景に、セクシュアリティやジェンダーにまつわるモヤモヤ、フリーランスの弱い立場など、声高に言うんじゃなくて、歩み寄ったり思い遣ったり、優しくなんとかしていけるんじゃないかと考えさせてくれました。

【東京の雪男】(NHK Eテレ)土曜 21:00
多様性ってこと?と思いながら観た不思議な味わいのドラマでした。

【大病院占拠】(日本テレビ)土曜 22:00
最後まで観ちゃったけど、ちょっと消化不良でした。


振り返ってみて、当初の自分の評価から思った以上に良かったドラマ、ちょっと観続けるのが辛くなって途中でやめちゃったドラマ、いろいろありましたが、よく観たなぁ!
またこうやって書いてみたいですが、ドラマを観る時間を含め、1日30時間くらい欲しいです・・・