2019/韓国
監督:ポン・ジュノ
カンヌでパルム・ドール、アカデミー賞でも4部門受賞して話題になったこの映画をTVで観ました。
またレビューまで時間がかかってしまって、直後の感覚を忘れがちですが・・・
面白かった!
後味はあまり良くないけど、本当によくできたブラック・コメディー。
ドキドキしながら覗き見る感じで、最後まで息つく暇がなかったです。
主演の1人のソン・ガンホは前から好きな俳優さんです。
韓国は日本以上に学歴社会で、格差も大きいと考えられます。
半地下の環境の悪い住居で暮らす4人家族は、貧しいけれどどこか呑気で、首尾よく豪邸に暮らす社長一家に寄生(パラサイト)していきます。
けれど、思いがけない成り行きと衝動でラストは思いもつかない結末となりますが、長女が死んでしまうという出来事以外はどこかしら憎みきれないこの主人公家族は、もしかしたら韓国社会に実在してるかもというリアリティがなきにしもあらずです。
わたし自身韓国の人に対しては、アメリカ滞在中とても親しくなった韓国人の友人も憎めないキャラクターで情熱的というか感情に素直で大好きだったし、以前韓国旅行で泊まったゲストハウスではオーナー自ら宿泊客と一緒に飲みに行って酔い潰れてロビーで寝てるといったその破茶滅茶さが愛すべき、と思っているんですが、日本でも同様一括りにはできないですよね。
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