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2017/09/15

エアコン考

今回エアコンを選ぶに当たって、一応いろいろ調べてみました。

ちょうどタイムリーにあった日経アーキテクチュアのweb記事『畳数だけで大丈夫?間違いだらけのエアコン選び』には少し勇気をもらいました。
通常カタログには、エアコンの性能に比例して「木造なら何畳程度、RC造なら何畳程度」と表記されていて、それを参考にするとうちのリビングにつけるなら窓用エアコン2台でも足りないくらいです。
でも、この考え方はその部屋が南向きか北向きか、とか、窓の大きさとか、集合住宅だったら中部屋か角部屋もしくは最上階か、とか、全然考慮されてないのです。
それぞれの条件によって必要なエアコンの能力は全然違ってきてもおかしくないのに、いちばん悪い条件でもクリアできるような設定にしてあるようなのです。
メーカーとしてはもちろん性能が高い製品=価格の高い製品が売れる方がいいですよね。
ということは、畳数で選ぶとオーバー・スペックつまり過剰な性能のエアコンになってしまう可能性があるということ。
とはいえ、わが家は前回述べたように築46年の壁断熱なしで大きめの窓は隙間だらけのサッシ、もちろんシングルガラスで、北向き中部屋といっても、かなり条件の悪い方です。
記事で紹介されていた「エアコン選定支援ツール」で試してみると、ほぼカタログどおりの結果となりましたが、実際その半分ほどの能力の窓用エアコンでそこそこの夏を過ごせましたよ。

ちなみに、窓用エアコンは冷房のみなので、そろそろ取り外そうと思っています。
冬はストーブを出してきます。

2017/09/14

たかがエアコン、されどエアコン

5年前から住んでいるわが家は、よくいえばビンテージマンション、実は昭和46年築のめっちゃ古い集合住宅です。
大阪の中心部から1駅ほどでどこへ行くにも便利なのと、窓からの眺めが唯一の取り柄で、あちこち難はあるし狭いけど気に入っています。

リビングは北向きながら遮るものが何もなく淀川を一望できるのですが、ベランダ代わりの花台が腰窓についていて、もしエアコンを設置するならこの眺望を台無しにして花台に室外機を置くしかない!という困った状態で、わたしは眺めを優先してこれまでエアコンなしの生活をしてきました。
寝室側にはベランダがあるのでエアコンをつけて寝るときだけは快適だけど、リビングではわたしのこだわりで家族はしたくもない我慢の夏が続いていました・・・。
去年、シーリングファンを導入しましたが、正直、涼しくないですねぇ。
これは、エアコン前提で室内の空気をかき回して室温を快適にする効果はあるんでしょうが、扇風機ほどのパワーはないです。

そして、わたし自身の我慢もついに限界に達してこの夏ついにエアコンをつけました!
それも、いまどき窓用エアコン。
電器店で初めは普通のエアコンでなるべく室外機の小さいのを探してましたが、ふと目を横にやると窓用エアコンのコーナーがひっそりとあったのです。
店員さんは「こんなの全然容量足らないですよ」と一蹴ですが、窓を塞ぐ面積が室外機より格段に小さいのと、たしかに部屋の広さからすると半分くらいのパワーしかなくても今より絶対マシ!という思いから強行!
簡単に脱着できるので、涼しくなったら外してしまえるというのも大きな魅力♪


結果、この窓用エアコンとシーリングファン併用でかなりの快適度アップでした。
音が大きいとか、省エネじゃないとか、わたしのしょうもないこだわりの前には小さなことです。
たしかに電気代は2000円くらい上がりましたが、ここ最近の酷暑の中、リビングの片隅で日中仕事をしているわたしは身の危険を感じる日もあったので、良しとしましょう。

今回、うちのマンションを外から見上げてほかのお宅はどうかと見てみたら、けっこうエアコンなしのお宅がありました。
ご高齢の方も多く住んでいるので、みなさんのご健康をお祈りして・・・。

2017/09/07

山でのできごと

かれこれ2ヶ月近くたちますが、7月の3連休に家族でキャンプに行きました。
海の日だからというわけでもありませんが、せっかく夏なので海キャンプしたかったんだけど思い立ったのがぎりぎりで、海辺のキャンプ場はどこもいっぱい。
うちはテントを持ってないので(テントを張る手間も力量も要らない)常設テントのあるところ限定なので選択肢が限られるのです。
かろうじて空いてたのは広島の吾妻山ロッジというところで、初の山キャンプへ行くことになりました。
後で考えると、この時期に海でキャンプは酷暑で耐えられないだろうし、涼しい山で正解♪



以下は他の方が読んでも全然おもしろくないかもしれませんが、家族の備忘録ということで。

まず、5歳男子について。
・これまで洋式トイレ以外でうんちしたことがなかったのですが、キャンプ場のトイレは全部和式だったで「うんち〜」と言われるたびに洋式トイレのある少し離れたロッジまで慌てて連れて行く、というのを繰り返しました。
ロッジまで歩くと10分くらいかかるので、その都度車で往復です。
でも何回か空振りが続いて面倒になったので、キャンプ場の和式トイレにチャレンジさせました。
そうすると、こどもはなんと金隠しをがっちり抱えてしゃがみ、内心「うわぁ〜」と叫びましたが間に合わず、うんちには成功しましたが服は着替えさせ手も念入りに洗わせ、ということになりました。
来年から小学校なので、和式トイレを使えるようになったのはめでたいことですが、まだまだ正しい使用法はわかっていません・・・。
・キャンプ場に少し慣れて、こども1人で炊事場くらいは行けるようになったのですが、そこで突然「ぎゃぁ〜」と叫び声が響き渡り、何事が起きたかと駆けつけると、かぶってた帽子も履いてた雪駄もどこかにいって涙とよだれでぐちゃぐちゃの顔でもだえている我が子が・・・。
炊事場にいたほかのご家族によると、炊事場廻りを1人で歩いてたうちの子が蜘蛛の巣に顔を突っ込んだようで、そこで大パニックになってしまったみたい。
山の蜘蛛の巣はうちの近所にあるようなものと比べ物にならないくらい強力で、こどもの顔や腕にからみついた糸はなかなか取れませんでした。
それにしても、今でも笑いがこみ上げてくるくらいのパニックぶりでした。
(「またキャンプ行きたい」と言ってるので、トラウマにはならなかったようで良かったです。)
近くにいたそのご家族のこどもたちが帽子や雪駄をひろってきてくれて、それからちょっと仲良くなりました。
・頂上まで1時間もかからないようだったので、吾妻山に登りました。
完全な登山スタイルの他の人たちに対して、近所を散歩的ないでたちのわたしたちはけっこう違和感たっぷりだったと思います。
はじめは「抱っこ〜」などと言ってた子が、突然スイッチが入って「俺についてこい」「俺が先頭だ」とわたしたちと同じペースでどんどん歩いて、自分の腰の高さくらいの段差もどんどん登り、周りの人たちにも褒められました。
下りは一応手をつないでたのですが、たまたま手を離していたときにお尻からコケて、泣いて転げ回るのでお尻に何か刺さったのではと心配しましたが、ただコケてびっくりしたのとショックだっただけのようでした。
それからはまた「抱っこ〜」でしたが、もちろん却下。
・仲良くなったこどもたち、小学生のお兄ちゃんとうちの子と同い年の女の子と最後にお別れのとき、もじもじしてるうちの子に女の子が近寄って、両手でうちの子のほっぺたを包みました。
「小さな恋の物語か?」と素敵な絵でした。

次に夫40代男子について。
・家では夏はパンツ1丁で寝ていますが、さすがに涼しい山の夜、Tシャツは着て寝ました。
で、夜中トイレに起きておしっこをしようとしてズボンを履いてないのに気づいて慌ててテントに戻ったそうです。
幸い誰にも会わなかったそうな・・・。
・ロッジで夜みんなでホタルを見に行こうというイベント『ナイト・ハイク』があり、参加しました。
夫は内心ホタルを見て俳句を詠むイベントだと思ってたようで、いつ当てられてもいいように俳句を考えながらドキドキしてホタルを見てたと後で発覚。
その俳句がまた「ホタルさん こんな遅くに ごめんなさい」って・・・。
『ナイト・ハイク』が夜のハイキングという意味だとは思いもしなかったみたいです。
・わたしより少し年上のくせに、ホタルを見たのも北斗七星を見たのもこの夜が初めてだったとのこと。
初めてでもすぐにわかるくらいに北斗七星とはっきりわかるほど綺麗な満天の星空でした。
・山を若干ナメてた夫は、膝下くらいの丈のズボンでテントの外で昼寝中、両脚で27カ所もブヨに刺されてしまいました。
ネットで調べると、一度に30カ所以上刺されるとショック症状が起きるかもしれないとあったのでけっこう危なかったかもしれません。
ブヨ(わたしの田舎ではブトと呼んでました)に刺されたところはめっちゃ痒いのはもちろんかなり腫れて、夫の脚はボコボコになって今もまだ痕が残ってます。
わたしも虫除けを塗ってても数カ所ブヨに刺され、あまり掻かずに我慢してたのに数日してから痒さがぶり返したりで、同じく痕がまだマシながら残っています。


まだまだキャンプ慣れしていないわたしたちですが、少しずつ装備を増やしてまた行きたいと思ってます。