宝塚の山本地区には植木産業・造園業者が多く、ガーデニングに励む住民もたくさんいて、年に一度一般に公開してくれるイベントです。
今回はあまり時間がなかったので、まずは2年前にお邪魔してとても気に入ったお宅に再訪しました。
もともと和風の庭だったようですが、きちんとし過ぎないイングリッシュガーデンとでもいうんでしょうか。
わたしは庭や植物について全然知識がないのでなんとも言えないんですが、好みなんです。
額の縁だけを無造作にかけてあるのが、センスあり。
庭を眺めながらウェッジウッドのカップでコーヒーをごちそうになりました。
アンティーク雑貨の商売もされているようですが、雑然とした室内もセンスの良さでいい雰囲気。
アルミサッシを隠す手前の木製サッシは硝子も入ってなくてエイジング狙いっぽい塗装がされてます。
ボーダーを入れた階段は額や小物がうまいこと配置されていて、もとはごく普通のたいしたことない(失礼!)住宅とは思えない。
室内のリフォームはご主人がされたそうで、日曜大工的な腕前がかえってアンティークの家具や雑貨によく合っています。
それにしても、こんなに雑多なのに調和してるのがすごい。
玄関ポーチにもこんな家具を置いたり・・・思いつかないなぁ。
宅配の乳飲料も既製のプラスチックケースではなく、こんな籠に入ってると雰囲気を壊さない。
ご自宅前でこのイベントに合わせてフリーマーケットを開いていらっしゃいます。
このだるっとしたスウェットのおばさん(失礼!)がこの素敵なお住まいと庭のお宅の奥様で、コーヒーをごちそうしてくれたり、ご自分で育てられた苗をプレゼントしてくれたり、とても気のいい方なんです。
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もう1カ所、今回初めて知ったヴォーリズ建築の高崎記念館へ行きました。
東洋食品研究所が所有していて、ドラマやプロモーションビデオの撮影などにも使われているそうです。
通常は館内の見学に予約が必要とのことですが、このオープンガーデンフェスタ中も然り。
スタッフの方が丁寧にいろいろ説明してくれたのは本当によかったのですが、イベント中だけでも内部の見学オッケーにしてくれるように気を効かせることはできなかったのか、かなり残念でした。
コロニアル様式はとくに好きなスタイルではありませんが、とてもよく保存されていて、この建物のある高台からの眺めは素晴らしいです。
お庭は竜舌蘭など珍しい植物もありましたが、オーナーだった高崎達之助氏の好みなのかちょっと金持ち趣味的に感じられてわたしにはイマイチ。
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