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2013/07/24

せっけん

先日から子どもとの生活が始まって、いろいろと試行錯誤の毎日です。

その中で、お風呂で使うボディーソープやシャンプーなどベビー専用のものが売られていますが、子ども用に優しい素材のものであるなら合成洗剤よりもせっけん成分のものの方がいいかも、と思いつきました。
せっけんのボディーソープやシャンプーは一般的な市販のものよりは割高ですが、ベビー用と比べるとほとんど同じ値段なのでこの際ケチらずにいくことにします。
ただ、パッケージのデザインがどうも気に入らないので、詰替え用を購入し某M印のボトルも買ってきてとりあえずよしとしました。


中身はいいとしてももうちょっと素敵なデザインだと使いやすいのに、というのは私の好みの問題かもしれませんが、でもデザインって少なからず大事なことですよね。

このせっけん商品は私が子どもの頃から実家で使っていたものでした。
私の両親は「エコ」という言葉がまだ聞かれなかった頃からわりと環境を考えていた人たちで、今になってその考え方が少し理解できるようになってきました。
当時小さかった私は、泡立ちもよくなくいい香りがするわけでもないうちのせっけんが好きでなく、よそでお泊まりなどするときにいい匂いでふわふわの泡の立つシャンプーなどがうらやましかったです。

今も洗濯の洗剤は洗い上がったときの香りがないのはさみしくて、合成洗剤をこれからも使うことになると思います。
でも、食事の邪魔になるほどの香りのハンドソープなどもういらないと思ってます。
子どもをきっかけにして、少しだけ方向を変えていくことがほかにも出てきそう・・・。

2013/07/10

『みえない雲』

2006年/ドイツ
監督:グレゴール・シュニッツラー

だいぶ早い梅雨明けを喜んでばかりもいられない猛暑の日々がやってきました。
2011年の夏からとくに節電を意識するようになったと思いますが、こんなに暑いとほどほどにしないと体調の方がやばくなってきます。
とはいえ、うちは仕事場兼LDKにエアコンがないということもあってか、節電をまったく考えなくても月の電気代が2、3千円台なのです〜!
私の暑さ対策はかなりの軽装と扇風機です。

その2011年の5年前に発表されたこの映画は、チェルノブイリ原発事故をうけて書かれた小説が原作です。
お母さんと幼い弟と小さな町に暮らす普通の女子高生を主人公に、原発事故の前からその後の生活までがとてもリアルに描かれています。
ちょうど気になる転校生に告白されたってときに事故の警報が鳴り、そこから予想もしなかった事態に巻き込まれていく様子が、誰に起こらないとも限らない怖さを感じさせられました。

2年4ヶ月前にもほんとうにたくさんのドラマが実際に人知れずそれぞれにあったことだと思います。
今だからこの映画がどんなに貴重な警鐘を鳴らしていたのかわかるのかもしれませんが、現実に原発事故が起こったのに省みることをしない、または少しだけポーズをとって後は何もなかったように振る舞う私たちは、ほんとうの怖さから目を背けてるんじゃないでしょうか。