今年秋から冬にかけて興味のある展覧会がいろいろとあって、なんとかコンプリート!
まとめて振り返っておきます。
吉田ユニさんという若いアートディレクターの展覧会。
名前は知らなかったんだけど、展覧会のビジュアルがとても素敵だったし、この秋オープンしたばかりのグラングリーン大阪内の安藤忠雄設計のギャラリー「VS.」の建物にも行ってみたかったので。
入場料は1800円で安くはなかったんだけど、展示は大きな空間2室だけで、ショップも合わせても1時間で終わっちゃった。
あまりにあっけなかったので、ついショップでも買い物してしまった。
オシャレなデザインは惹かれるものがあるけれど、展示内容は物足りなくて、ショップでグッズを買うだけで事足りたかも、と少し残念だった展覧会でした。
対して、没後10年を経た大御所デザイナーの石岡瑛子さんの仕事を一挙公開した展覧会。
入場料は1600円だったのですが、膨大な量の作品と彼女の残した言葉たちを一生懸命に追って、くたくたになって観終えると3時間がたっていました。
誰もが目にしたことがある資生堂やPARCOのポスターなど、それぞれに強い意思があって、手をたくさん動かした結果と、熱量の高さに圧倒されました。
その厳しさにガツンとやられた感じです。
彼女が主に活躍した時代にはまだデザインにパソコンが登場していなかったんだけど、もし現代に彼女が仕事していたらどんなだったんだろうと想像して、想像できなかった。
展覧会の内容が濃厚でもう十分だと、逆にショップで何も買わずに帰ったのでした。
ここ数年、地方の芸術祭づいてるわたしですが、この岡山の芸術祭もかろうじて最終日に滑り込み!
日帰りでは全部回りきれなかったので反省です。
この機会に、以前から行ってみたかった奈義町現代美術館に初めて行ったけど良かった。
新潟の大地の芸術祭でもいろんな作品を残しているレアンドロ・エルリッヒさんの作品はどれも好き。
津山の町中はまたいつかゆっくり見てみたいけれど、今回は衆楽園だけ。
津山藩主が造らせたという庭園で、無料で一般開放されてますが、わたし的には岡山の後楽園より好きかも。
広いエリアで開催されてたので、1日駆け足で回って車の走行距離は500kmほどになったけど、まだまだ観てない作品がたくさん残ってしまいました。
わりと山間部を移動したので、この秋初の紅葉があちこちで見られたのはラッキーでした。
パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館の3館のコレクションからいろんなお題に合わせた作品を1展ずつ出した作品トリオが全34組、という今までにない企画。
さすがよく知られた作品から新しく知る作品まで、安定の展覧会でした。
観覧料2100円は安くないけど、納得の豪華ラインナップ、ちょうどいいボリューム感で楽しめた、って上から目線に聞こえたらすみません。
以前は梅田のハービスHALLで開催されていて毎年観に行ってたのに、いつの間にか会場が京都に変わり、コロナ禍で開催自体なくなってしまっていたようでしたが、今回久しぶりに京都新聞ビルの地下印刷工場跡で開催されているとのことで行ってきましたよ。
閉幕間際、うちでは冬休みで家にいるこどもたちに煩わされる毎日にイライラしてプチ家出同然で出かけたんですが、世界中で起こっている出来事をとらえた写真を観てると、そんな自分のストレスがたとえようもなくちっぽけで、すっかり気持ちが切り替わって帰途につきました。
世界は広い、そしてそこで起きていることから目を逸らさないよう伝えてくれるカメラマンたちが届けてくれる写真を見せてくれるこの写真展がこれからも続きますように。
会場の新聞の印刷工場跡がまたかっこいいのです。
こうやってみると1か月半の間にいろいろ行ったなぁ。
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