2011年/イギリス
監督:リン・ラムジー
久しぶりに映画館で観ました。
母と息子の物語。
名声と成功をおさめつつあった女性が真に望んだわけではない子を宿し、産む。
それでもその子を彼女なりに一生懸命に育てようとするのですが、賢い息子は彼女の心の奥底を敏感に感じ取るのです。
そして、父親には見せない邪悪な顔を母親だけに見せつけ、少年は美しく成長していき、ある日破綻をむかえるのです。
うわっ、怖すぎるっ!
だって、わたしもこの母親にならないと言い切れない。
わたしはまだ子育ての経験はありませんが、想像するに、どんなにかわいいわが子でも時にはいらっとしたり邪魔に思ったりしてしまうことはないでしょうか。
純粋な子どもほどそれを心に写しとり、じわじわと傷を深めていくのかもしれません。
大人どうしでも、何気なく刃をふるった方より小さくても傷を受けた方がそのことを覚えているものですよね。
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