二階堂奥歯という類稀な女性の日記(ブログ)を書籍化したもので、ブログは今でもネット上で読めます。
なので、ネットでいつでも読める、とわたしは安心してこの本を完読できないまま図書館に返却しました。
でも、ネットでブログを読もうとする場合は要注意。本では日付順に読み進める日記が、ブログでは逆に日付を遡って読むことになります。ブログは自死した彼女が身を投げる直前に投稿した文章から始まってしまいます。
二階堂奥歯という名前は本人お気に入りのペンネーム、「奥歯」というセンスがなんとも素敵で惹かれます。
なので、ネットでいつでも読める、とわたしは安心してこの本を完読できないまま図書館に返却しました。
でも、ネットでブログを読もうとする場合は要注意。本では日付順に読み進める日記が、ブログでは逆に日付を遡って読むことになります。ブログは自死した彼女が身を投げる直前に投稿した文章から始まってしまいます。
二階堂奥歯という名前は本人お気に入りのペンネーム、「奥歯」というセンスがなんとも素敵で惹かれます。
ファッションとコスメ、そして書物をこよなく愛した編集者で、並外れた知識と記憶力で、日記に出てくる固有名詞や引用が膨大すぎて、流して読めればいいのだけれどいちいち引っかかって検索しながら読もうとして早々に挫折してしまいました。
なので彼女がどうして精神を病んでいったのかまだわからないのですが、早くに人生を終わらせてしまったのが本当に惜しまれます。
今でもまだ編集者としていたなら、多くの作家たちに愛されてどんな本をつくったのだろうと思います。
そしてわたしとはほぼ同世代の彼女を、存命の当時は知らなかったのですが、そのブログをリアルタイムで読んでいたら・・・と想像してしまうのです。