ガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』の演奏を聴きに、兵庫県芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会へ。
ジャズとクラシックの融合とダイナミックなピアノ・ソロのあるこの曲は、誰でも聴いたことのあるフレーズがあります。
わたしは生で聴いたことがなかったので、今回楽しみでした。
こどもの頃ピアノをずっと習ってて中学のときはブラスバンドをやってましたが、ジャズは無縁、というか、クラシックばかりやっていた人間にはジャズの演奏は難しいと思っているのですが、この演奏を観るととくにピアノはこれだけ弾きまくれるとどんなに気持ちいいかと思います。
わたしがチャレンジしたところで思いどおりにならない指に、爽快どころかストレス感じると思いますが・・・
ガーシュウィンについては名前しか知らないアメリカの作曲家でしたが、パンフレットによるとわずか38歳で脳腫瘍で夭折、この曲はなんと26歳で発表されたとのこと。
すごい!天才なんだ〜と思ったのもつかのま、ピアノは弾けるけど管弦楽の知識はそれほどだったようで、ラヴェルやストラヴィンスキーのような大作曲家に弟子入りを申し込んで断られていたそうで、ちょっとだけ親近感がわきます。
だから、いろんな楽器の用い方がおもしろいこの曲をオーケストラ用に編曲した人の功績もすごいです!
余談ですが、ムソルグスキーの『展覧会の絵』はもともとピアノ組曲だったのをラヴェルがオーケストレーションしてさらに魅力が増し、世に広まったということです。