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2014/05/25

「集う家」見学

大学の後輩で設計事務所MUKを主宰されてる村上あさひさんの竣工物件を見学に行ってきました。
シンプルでやさしい設計の中で、わたしが気に入った部分です。


壁全面をタイルで仕上げた洗面。


幅が取れないけれど、人が集まる家なので奥行きを取って少し特別感を出したというトイレ。
無難にダウンライトで済ます場合も多い場所ですが、わたしもブラケットが好き。


トイレの明かり小窓も既製品は味気ないけど、こんなスリットだったら内外の気配も感じられずすっきり見せられる。



1階リビングと2階ホールをつなぐ換気も兼ねた小窓。
こどもにはとくに嬉しい仕掛けでしょう。


広い玄関土間にステンドグラスを仕込んだ玄関扉。

「musubi まちの家」見学

友人に誘われて「musubi まちの家」というサービス付き高齢者向け住宅を見学に行きました。
設計が谷尻誠さんという若手有名建築家というのにミーハー心を掴まれて行ったわけなのですが、建築より運営会社のコンセプトに印象が強く残りました。



内部は樹を植えた吹き抜け空間にトップライトを設けた回廊を中心に個室が配置されています。
植栽を担当された園芸家の方は、内部の植木は冒険だと話されていましたが・・・


手摺はシンプルながら法定の高さと実際に手をかける部分とがうまくデザインされていて良いなと思います。

運営会社はこれより前に住宅型有料老人ホームを成功させているのですが、老人ホームがそれだけで閉じておらず地域に開かれた施設となっています。
言うは易しですが、実際にそうなっているのは魅力的なカフェが併設されているおかげです。
ランチタイムには近所の人たちで満席になるそうです。
そして今回は施設以外の人ももちろん利用できるクリニック併設で、入居者や家族だけでない人の出入りが普通にある場として、新しい形の老人ホームをめざしています。