先週末11月23・24日を中心に大阪市内に現役で活躍する古い(大正・昭和初期〜1960年代)建築を紹介するイベントです。
わたしの好きな時代なのでワクワク、でも身軽な独り身で出かけられないので厳選して2カ所行ってきました。
ひとつめは、船場の3階建て町家『北野家住宅』(1928年建設)。
昭和初期に木造3階建ての住宅があったとは、しかも丁寧に手入れされていて今でも住んでいるかのようです。
(写真の水平・垂直を取るのが苦手なわたしです)
3階までの階段は急勾配ですが、シンプルですっきりした手摺あり。
こぢんまりとかわいい洗面コーナー。
こんな陶器今あってもよさそうなのに。
開口部建具もシンプルながらセンスがあります。
当時のスイッチボックスも現役です。
階段のさりげない意匠がいいなぁと思います。
直角に折れるところが放射状に割り付けしてあって、竿縁の交差部分もなるほど〜。
オーナーであるお洒落なお婆さまがちょうどいらっしゃってて、当時は「いとはん」としてこの家を出入りされてたんだろなぁと想像しました。
*
もうひとつは、RC造の地下1階地上4階の芝川ビル(1927年建設)です。
現在はその建物の雰囲気を活かして、たくさんのショップが入っています。
4階は半分がルーフテラスの造りで、この日は手作りマルシェのようなイベントが開かれていました。
外壁コーナーの照明。
うちの小さい人が写っていますが、ルーフテラスへの出入口ドアには網入りガラスが使われていて、その網が亀甲でいい感じだったんです。
現在の網入りガラスってなんだか好きになれないんですけど、これだったらいいかなぁと。http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000222838.html