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2013/11/28

生きた建築ミュージアム

珍しくと言っちゃ失礼かもしれませんが、大阪市がいい企画をしてくれました。
先週末11月23・24日を中心に大阪市内に現役で活躍する古い(大正・昭和初期〜1960年代)建築を紹介するイベントです。
わたしの好きな時代なのでワクワク、でも身軽な独り身で出かけられないので厳選して2カ所行ってきました。

ひとつめは、船場の3階建て町家『北野家住宅』(1928年建設)。
昭和初期に木造3階建ての住宅があったとは、しかも丁寧に手入れされていて今でも住んでいるかのようです。

(写真の水平・垂直を取るのが苦手なわたしです)



3階までの階段は急勾配ですが、シンプルですっきりした手摺あり。



こぢんまりとかわいい洗面コーナー。
こんな陶器今あってもよさそうなのに。



開口部建具もシンプルながらセンスがあります。



当時のスイッチボックスも現役です。



階段のさりげない意匠がいいなぁと思います。



ちょっと珍しいと思ったのは、3階廊下の天井のデザイン。
直角に折れるところが放射状に割り付けしてあって、竿縁の交差部分もなるほど〜。

オーナーであるお洒落なお婆さまがちょうどいらっしゃってて、当時は「いとはん」としてこの家を出入りされてたんだろなぁと想像しました。


もうひとつは、RC造の地下1階地上4階の芝川ビル(1927年建設)です。
現在はその建物の雰囲気を活かして、たくさんのショップが入っています。


4階は半分がルーフテラスの造りで、この日は手作りマルシェのようなイベントが開かれていました。


外壁コーナーの照明。



うちの小さい人が写っていますが、ルーフテラスへの出入口ドアには網入りガラスが使われていて、その網が亀甲でいい感じだったんです。
現在の網入りガラスってなんだか好きになれないんですけど、これだったらいいかなぁと。http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000222838.html

2013/11/18

自宅改修・建具

なかなか完成に至らない自宅の改修ですが、久しぶりに1歩前進しました〜!

間仕切り位置を変えるために建具を取り払った上階の入口部分に、やっとやっと新しい建具が入りました。
前の開き戸を撤去したのが1年くらい前で、一冬と一夏を開けっ放しで過ごしました。
でも、この冬は暖かく過ごしたいと思い、重い腰がやっと上がりました。


枠に合わせてタモの突板の引戸です。
右の方が廊下・階段への出入口なので、廊下が暗くならないように採光がとれるようにしています。
できればモールガラスなど入れたかったのですが、小さい人が割る危険があるのでツインカーボというポリカーボネート製で断熱効果のある中空構造の4ミリシートを入れました。
将来ガラスに入れ替え可能です。
左側は押入で、右の扉とデザインを合わせています。

わたしのラフスケッチだけで建具屋さんに制作してもらったので、実は思ってたのとちょっと違う仕上がり・・・
でも、細かく指示してなかった自分のせいだし、全体の雰囲気は悪くないのでまあいっか、と自宅ならではのおおらかさです。


普段は入口を開けっ放しなので、こんな感じになります。

ここに至るまでもいろいろDIYでしましたが、これまで記録してなかったのでこれからぼちぼちやっていこうと思います。

そしてまだこれから、押入の中の棚などやっつけないといけない部分を重い腰を引きずりながら終わらせていきたいと思ってます。